©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第3節GAME1が26日に行われ、日本製鉄堺体育館にて日本製鉄堺ブレイザーズとジェイテクトSTINGS愛知が対戦した。

 日鉄堺BZは若手の活躍により開幕から4連勝で唯一の全勝チームであり、勢いそのままいきたいところだ。一方のSTINGS愛知は2戦目のVC長野との対戦で黒星を喫するも、ウルフドックス名古屋に2連勝し、ここから連勝を伸ばしていきたいところだ。

 日鉄堺BZはアウトサイドヒッター(OH)に髙野直哉と安井恒介、ミドルブロッカー(MB)に渡邉晃瑠とツァイ・ペイチャン、セッター(S)に江藤巧、オポジット(OP)にシャロン・バーノン・エバンズ、リベロ(L)に森愛樹をスタメンで起用した。キャプテンでセッターの山口頌平がベンチアウトとなり、セッターはVリーグの富士通カワサキレッドスピリッツから移籍してきた江藤巧が初スタメンとなった。

 対するSTINGS愛知はOHにアメリカ代表のトリー・デファルコ、藤原直也、MBにラオ・シュハンと村山豪、Sに関田誠大、OPに宮浦健人、Lに小川智大をスタメンで起用した。髙橋健太郎がベンチアウトになり、ラオがスタメン出場となった。

 第1セットは日鉄堺BZは安井のブロックアウトやバーノンの力強いスパイクで、STINGS愛知は宮浦のバックアタックやラオのブロックで、お互い点を取り合う展開となった。終盤に差し掛かろうというところで、STINGS愛知はラオと交代で岩本大吾を、藤原と交代でリカルド・ルカレッリを投入。交代から流れを作り、この試合初めての3連続得点をとる。その後日鉄堺BZは粘りを見せるも、STINGS愛知が最後は村山のブロックで29ー27と接戦でセットをものにする。

 第2セットは接戦の1セット目を先取したSTINGS愛知が勢いのまま試合を優位に進めていく。中盤になり点差のついたところで安井と交代でルチアーノ・パロンスキーが投入される。STINGS愛知は関田の巧みなトスワークによりミドルの攻撃が綺麗に決まっていく。日鉄堺BZは交代で入ったパロンスキーのブロックアウトや竹元裕太郎のフェイントなどで追い上げるも、STINGS愛知の宮浦がバックアタックを決め25ー22でセットを連取する。

 第3セット、後がない日鉄堺BZはOHを安井からパロンスキーに、MBをツァイから竹元に変更する。序盤から終盤までゲームを通して点を取り合うシーソーゲームとなった第3セット。最後はゲームを通して躍動した宮浦のノータッチエースで25-23で第3セットを取り、ストレートでSTINGS愛知の勝利となった。

 点を取り合う場面も多く、日鉄堺BZは堀江の粘り強いディフェンスや渡邉のブロックがあったものの、宮浦やデファルコなどの攻撃力で上回ったSTINGS愛知がセットカウント3-0で勝利した。次戦の第3節GAME2は27日(日)の13時5分から同じく日本製鉄堺体育館にて行われる。

■試合結果

日本製鉄堺ブレイザーズ 1ー3 ジェイテクトSTINGS愛知
第1セット 27ー29
第2セット 22ー25
第3セット 23ー25