[写真]=Lega Pallavolo

 セリエA第5節が日本時間28日に行われ、石川祐希が所属するペルージャはトレンティーノと対戦し、3ー1(19ー25、25ー22、26ー24、25ー19)で開幕5連勝を飾った。

 スターティングメンバーからは外れた石川だったが第1セット中盤、10ー17と劣勢の場面で交代してコートに立つと、強烈なサーブを放つ。15ー20、16ー20、17ー21、19ー23の場面で石川が連続して鋭いスパイクを決め、徐々に追い上げるペルージャだったが、序盤に許した点差を詰めることができず、第1セットはトレンティーノが奪った。

 第2セットでは石川はスタートからコートに立った。第1セットでは攻撃面での活躍が光った石川だったが、このセットでは安定したレセプションを見せ守備面でもチームに貢献した。また、8ー8の場面では乱れたトスからリバウンドを取りスパイクを叩き込むなど、冷静なプレーで得点に繋げる姿も見られた。終盤まで互角の戦いを続けた両者だったが、最後はサービスエースを決めたペルージャがこのセットを取り返した。

 続く第3セットもスタートから出場した石川は、このセットでも攻守にわたってチームを支えた。8ー9の場面では体勢を崩しながらもコート後方にスパイクを決め、続く9ー10の場面でも託されたトスを決め切った。チームは中盤3点ビハインドの状況となるが、アウトサイドヒッターのオレフ・プロトニツキーがサービスエースを3ポイント決めチームを勢いづけた。デュースまでもつれ込む展開となったが、2セット目に続きこのセットもペルージャが連取した。

 第4セット序盤、1ー1の場面では3枚ブロックがついた石川だったがシャットされることなく決め切る。このセットで決め切りたいペルージャは一時ダブルスコアとし、組織力の高さを見せる試合運びを展開。最後までリードを守り切ったペルージャがこのセットも奪い、セットカウント3-1とし勝利を飾った。

 無敗同士の戦いとなった今回のカード。石川は途中出場ながら15得点とチームの勝利に大きく貢献した。次戦は11月4日(月)4:30よりルーベとのゲームをホームの地で戦う。

 ■試合結果

 ペルージャ 3ー1 トレンティーノ

 第1セット 19ー25

 第2セット 25ー22

 第3セット 26ー24

 第4セット 25ー19