[写真]=金田慎平

 1日、公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は11月8日(金)より、次世代を担う若手選手の発掘・育成を目的としたクラウドファンディングを開始することを発表した。JVA公式サイトが伝えている。

 今年4月に発表した中長期経営計画のなかで「世界と戦う、強く、応援される代表チーム作り」を掲げたJVA。2024年のネーションズリーグでは男女ともに銀メダルを獲得するなど、日本代表は国際大会の舞台で躍動。さらに、アンダーエイジカテゴリーにおいても、女子U17日本代表チームが世界選手権で銀メダルを獲得している。

 JVAは代表チームが持続的に活躍し続けるため、次世代を担う若手選手の発掘・育成を継続して行うための基盤として、子供たちにバレーボールとの出会いやきっかけづくりを用意することが必要だとしている。

 全国どこにいてもバレーボールを身近に感じ、楽しむことができる環境作りを目指すため、今回「世界と戦う日本のバレーボールを次世代にパス!」と題したクラウドファンディングを実施した。

 今回のクラウドファンディングは2024年11月8日から2025年1月24日に期間が設定されており、目標設定金額は1,000万円。リターンとして選手たちのサイン入りユニフォームやサイン入り色紙、寄せ書きなどが送られるプランなど、様々な支援プランが用意されている。

 このクラウドファンディングで集まった資金の使途として、全国の小学校に講師を派遣し、バレーボールの授業を行う「バレーボール普及プログラム」の実施、過去に東京都内でのみ開催されていた親子参加の体験型教育プログラム「つなぐスクール」を全国各地で開催することや、子供たちを対象としたバレーボールに親しんでもらうための新たな機会の創出が計画されている。

 JVAの川合俊一会長は、このクラウドファンディングに際して「全国の子供たちに1人でも多くバレーボールに触れて楽しんで欲しい!バレーボールを通じて仲間とボールをつなぐ楽しさや感動、ひとりではできないことをみんなと達成したときの喜びを感じてもらう、そんな機会を全国の子供たちに作りたいと思います」と意気込み。

「競技者が広がり、より身近なスポーツになっていくことで、日本のバレーボールはもっと強くなります。このプロジェクトを通して、あなたのすぐ近くから未来の日本代表が誕生するかもしれません。全国の皆さまのつなぐ力と想いを、ぜひこのクラウドファンディングにお寄せいただけますようお願い申し上げます」と思いを寄せている。

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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