大同生命SV.LEAGUE WOMENの第4週GAME1が2日(土)に行われ、福岡県あいづ総合体育館にてデンソーエアリービーズと大阪マーヴェラスが対戦した。
開幕から6戦を終え全勝のデンソー。対する大阪MVは4戦全勝と両チームが勢いに乗って迎えたこの試合。男女通じてSVリーグ唯一の全勝キープをかけた一戦が行われた。
デンソーはアウトサイトヒッター(OH)に石倉沙姫と女子コロンビア代表のコネオ・カルドナ・アマンダ・ダニエラ、ミドルブロッカー(MB)に横山真奈と麻野七奈未、セッター(S)に山上有紀、オポジット(OP)のポジションにOHの女子ブラジル代表のロザマリア・モンチベレル、リベロ(L)に川畑遥奈をスタメンに起用した。
対する大阪MVはOHに志摩美古都と田中瑞稀、MBに小川愛里奈と、今年日本国籍を取得した蓑輪幸、Sに東美奈、OPにベルギー出身のリセ・ファンヘッケ、Lに西崎愛菜という布陣になった。これまでスタメンで起用されていた林琴奈に代えて田中瑞稀を起用した。
第1セットはデンソーが先制。石倉がファンヘッケのバックアタックを一枚でシャット。その後も石倉がスパイクを2本連続で決め12―6と突き放す。デンソーのサーブや高いブロックで大阪MVの攻撃を阻み18―8とさらに点差が広がる。流れを変えたい大阪MVはSを塩出仁美に代えるが点差は縮まらず、OH宮部愛芽世も投入し攻撃を仕掛けるが、ディフェンスがうまく機能しているデンソーが隙を見せず、最後は好調の石倉がブロックアウトを取り第1セットを先取した。
続く第2セット、ロザマリアのサービスエースから5―2と抜け出しデンソーが優位に試合を進めていく。大阪MVも蓑輪のクイックやライトからファンヘッケがスパイクを決め得点を重ねるが追いつけず、第1セット同様、塩出と宮部を投入し流れを引き寄せたいが、デンソーの横山スパイク、ブロックが連続で決まると13―20。石倉のサーブで大阪MVのレシーブを乱すと、ロザマリアのライトからの強烈なスパイクが決まり25―16と、2セット目も大差をつけてデンソーがこのセットも取った。
大阪MVにとって後がない第3セット、塩出とMB大山遼がこのセット開始から起用された。まずはファンヘッケのスパイクから先制、蓑輪のクイック、ブロックで流れに乗る。デンソーも両サイドから攻撃を仕掛けるが10―12と追いつけず、このセットでは大阪MVが主導権を握った。しかしアマンダがブロックアウトを誘うと13―13で並ぶ。両チーム外国人選手の強烈なスパイクを駆使した打ち合いの展開から、蓑輪のブロックで18―21と大阪MVがリードする。デンソーも麻野の2連続ブロックポイントで22―22に追いつくがロザマリアのスパイクがアウトとなりこのセットは大阪MVが取った。
第4セット、出だしから大阪MV塩出のサービスエースが決まる。両チーム打ち合いの展開となりロザマリアの連続得点が決まると12―9とデンソーが抜け出る。中盤、大阪MVがうまくかみ合わず3連続失点で21―17と点差が広がる。終盤はデンソーの両サイドの強烈なスパイクで点を重ね、最後もロザマリアのスパイクが大阪MVのレシーブを弾き飛ばしこのセットを取り、セットカウント3―1でデンソーが勝利した。
開幕から7戦全勝となったデンソー。強力な両サイドの攻撃はもちろんだが、L川畑遥奈の安定したディグやMBのブロックも光りこの試合を勝ち切った。
■試合結果
デンソーエアリービーズ 3ー1 大阪マーヴェラス
第1セット 25ー13
第2セット 25ー16
第3セット 23ー25
第4セット 25ー20