大同生命SV.LEAGUE MENの第4節GAME2が3日(日)に行われ、岡崎中央総合公園総合体育館にてジェイテクトSTINGS愛知と東レアローズ静岡が対戦した。
サーブやブロックで圧倒したホームのSTINGS愛知がストレート勝利を収めた2日のGAME1から一夜。自分たちのバレーを発揮し、1勝を狙う東レ静岡とホームでの2連勝を目指すSTINGS愛知の第4節GAME2が行われた。
STINGS愛知はアウトサイドヒッター(OH)に藤原直也とアメリカ代表のトリー・デファルコ、ミドルブロッカー(MB)に村山豪と中国代表のラオ・シュハン、セッター(S)に関田誠大、オポジット(OP)に宮浦健人、リベロ(L)に小川智大をスタメンに起用し、GAME1と同様の布陣となった。
対する東レ静岡はOHに山田大貴とイタリア出身のフランチェスコ・レチネ、MBに西本圭吾と難波尭弘、Sに大阪ブルテオンからレンタル移籍の新貴裕、OPのポジションにOHの重藤トビアス赳、Lに山口拓海をスタメンに起用。GAME1からOPをブラジル代表のアラン・ソウザから重藤に変更した選出となった。
第1セットはサーブで勝るSTINGS愛知が先行する入りとなった。安定したレセプションから攻撃を決めるSTINGS愛知がリードを保ったまま入った中盤、追いかける東レ静岡は好ディフェンスを見せるも得点に繋がらない場面やサーブミスが目立ち、流れを掴めない。STINGS愛知がリードを保ったまま終盤に入ると、東レ静岡もSTINGS愛知のミスを見逃さず連続ポイントで食い下がるが最後は途中交代で入ったリカルド・ルカレッリが2連続サービスエースを決め第1セットをSTINGS愛知が先取する。
第2セットは第1セットから一転、サーブやレセプションが安定し始めた東レ静岡が一歩リードする拮抗した入りとなった。第1セット中盤から調子を上げるOHの山田のサーブを起点にラリーを制し、連続ブレイクに成功した東レ静岡がリードを広げ始める。東レ静岡の5点リードでテクニカルタイムアウトを迎えると、その後の東レ静岡はOHのレチネを中心に得点を重ねる。STINGS愛知はレセプションに苦しみ、点差が縮まらないまま突入した終盤も両サイドの攻撃を中心に得点する東レ静岡の勢いは止まらず、第2セットを東レ静岡が奪い返す。
STINGS愛知がスタートからOHを藤原からルカレッリへ、MBをラオから岩本大吾へ変更し始まった第3セットも序盤、サーブを起点に両サイドの攻撃で得点する東レ静岡がリードする展開となった。しかし中盤に入る場面、関田のブロックで逆転に成功したSTINGS愛知はルカレッリのサーブで点差を広げる。その後STINGS愛知の流れで入った終盤、好調な山田のサーブを軸に東レ静岡も食い下がるが、逆転とはいかず第3セットをSTINGS愛知が取り切る。
第4セットは東レ静岡が一歩リードするものの、一進一退の攻防が続く序盤の展開となった。中盤、難波のサービスエースや西本のブロックでまた一歩前に出た東レ静岡は、OHのデファルコがクイックを決めるというSTINGS愛知のトリッキーなプレーにも動じず、レチネを中心に得点を重ね、流れを渡さない。しかし東レ静岡のリードで入った終盤、ルカレッリの2連続ネットインサービスエースでSTINGS愛知が逆転に成功する。ここから勢い付いたSTINGS愛知は岩本のダイレクトプッシュや宮浦のブロックで得点し、第4セットを取り、3ー1で勝利を収める。
GAME1からサーブやレセプションで修正を見せた東レ静岡だったが、GAME2でもSTINGS愛知のセット後半での勝負強さやセット間での修正力が光り、ホーム2連勝を飾る結果となった。STINGS愛知の次戦は11月9日(土)に国立代々木競技場第二体育館にて東京グレートベアーズとのアウェー戦、東レ静岡の次戦は11月9日(土)に香陵アリーナにてサントリーサンバーズ大阪とのホーム戦となっている。
■試合結果
ジェイテクトSTINGS愛知 3―1 東レアローズ静岡
第1セット 25―19
第2セット 20―25
第3セット 25―21
第4セット 25―21