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 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第5節GAME1が9日(土)に行われ、エントリオにてウルフドッグス名古屋と日本製鉄堺ブレイザーズが対戦した。

 世界最高峰のリーグを目指して今季から始動したSVリーグも、開幕から1カ月が経過しいよいよ第5週を迎える。今回対戦するWD名古屋と日鉄堺BZはここまでともに4勝4敗と戦績が並んでおり、勝ち越しに向けて今日からの2連戦は大事な戦いとなるだろう。

 そのGAME1、WD名古屋はアウトサイドヒッター(OH)に山崎彰都と水町泰杜、ミドルブロッカー(MB)に小山貴稀と王東宸、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)にニミル・アブデルアジズ、リベロ(L)に市川健太をスタメンに起用した。

 日鉄堺BZはOHに安井恒介とルチアーノ・パロンスキー、MBに竹元裕太郎と蔡沛彰(ツァイ・ペイチャン)、Sに山口頌平、OPにシャロン・バーノン エバンズ、Lに森愛樹をスタメンに起用した。

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 試合は日鉄堺BZのサーブでスタートした。序盤からWD名古屋がリードし、今大会大注目のニミルがスタートからエンジン全開。ルーキー水町もスパイクに加えて強烈なサーブでも得点しチームを勢いづける。対する日鉄堺BZはバーノンとパロンスキーが後衛からも強烈なバックアタックで得点。しかしWD名古屋の勢いは止まらず、序盤で作ったリードをさらに広げるような形で25ー19でセットを先取した。

 第2セットは、日鉄堺BZの安井が序盤から躍動。安井の活躍がチームに火をつけ、このゲームで初めてリードを奪う。ニミルをブロックすると、バーノンが連続得点し一気に突き放しにかかる。追いかけるWD名古屋だが、焦ることなくニミルが難しい2段トスを得点につなげると山崎がバックから強烈なスパイクを放つ。日鉄堺BZに勢い負けすることなくセット中盤には同点まで追いついた。先に20点にのせたのはWD名古屋だが交互にサイドアウトを取り合いそのままデュースへ。最後は壮絶なラリーの末、ニミルが技ありのプレーで決め切り26ー24でWD名古屋がセットを連取した。

 勝負の第3セットはWD名古屋がリードする展開でスタート。S深津の1枚ブロックや水町の連続得点が炸裂しスタートからエンジン全開で勝利を引き寄せる。対する後がない日鉄堺BZは、点差を離され苦しい展開ではあるが、チャンスボールを確実に得点につなげる。また、壮絶なラリーを取りきるなど、最後まで粘りをみせた。しかし最後まで勢いを切らさなかったWD名古屋が25ー14でこのセットも取り、試合スコア3ー0で勝利した。

 勝利したWD名古屋はニミルを中心にスタートから最後まで攻撃の勢いを止めなかった。対する日鉄堺は相手の攻撃力の高さを前になかなかブレイクできず流れを掴み切れなかった。明日の14時35分から行われるGAME2も、日鉄堺としてはWD名古屋の攻撃をどう攻略するかが勝負のカギになるだろう。

■試合結果

ウルフドッグス名古屋 3ー0 日本製鉄堺ブレイザーズ

第1セット 25ー19
第2セット 26ー24
第3セット 25ー14