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 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第5節GAME2が10日(日)に行われ、ANCアリーナにてVC長野トライデンツと広島サンダーズが対戦した。

 9日(土)に行われた第5節GAME1では、デンマーク出身のオポジット(OP)ウルリック・ボ・ダールの負傷離脱により厳しい状況に立っていたVC長野が、前節まで4勝4敗ながら今季強力な外国籍選手を獲得し十分な戦力を擁している広島TH相手に、ホームでの見事なフルセット勝利を飾っていた。

 VC長野はアウトサイドヒッター(OH)に迫田郭志と工藤有史、ミドルブロッカー(MB)に安原大とオーストラリア代表キャプテンも務めるトレント・オデイ、セッター(S)に早坂心之介、OPに飯田孝雅、リベロ(L)に備一真をスタメンに起用。なお、第4節までチームの主力選手として活躍していたOPのウルリック・ボ・ダールは第5節GAME1のウルフドッグス名古屋戦にて全治1ヵ月のケガを負ったため、ベンチアウトとなっている。

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 対する広島THはOHに新井雄大とキューバ出身のオレオル・カメホ・ドルーシー、MBに安永拓弥と三輪大将、Sに金子聖輝、OPにブラジル出身のフェリペ・モレイラ・ロケ、Lに高木啓士郎をスタメンに起用した。

 第1セット、広島THが序盤からOPのロケ、OHのカメホにトスを集めると、VC長野はその高さとパワーにうまく対応できず、7ー12でテクニカルタイムアウトを迎える。流れを変えるためにVC長野は11ー17の場面でMBの安原に代えて安部翔大を起用するが、それでもロケ、カメホがサーブにスパイクに勢いが止まらず、17ー25で広島THがこのセットを取った。

 続く第2セット、セットを取り返したいVC長野はOHの迫田が安定したレセプション、テクニカルなスパイクでチームを引っ張る。2ー3の場面ではVC長野のMBトレントが広島THのロケを見事にブロックするなど、広島THの攻撃にも対応し始めたが、広島THのS金子がうまくトスを散らし、VC長野に的を絞らせない。VC長野は代わって入ったOHの樋口裕希がブロックアウトなど巧みなスパイクで得点するが、広島THはロケのサーブでうまくブレイクを重ね、最後はカメホがブロックを決め、21ー25でこのセットも先取した。

 第3セット、広島THはSの金子が強力なサイド陣を中心に攻めながら、要所でクイックとパイプ攻撃を使っていくバランスのいいトスワークを見せ、序盤から流れに乗っていく。VC長野はMBトレントが7ー13の場面で見事なノータッチエースを決めるなど要所でいいプレーを見せたがうまく流れに乗れず、広島TH がリードを広げていく。最後もカメホが圧巻のノータッチエースを決め13ー25でこのセット取り切り、広島THが勝利を飾った。

 今季途中出場の多かったSの金子が先発で出場し、両外国人選手を存分に活かしたトスワークで広島THがストレート勝利を収めた。VC長野は惜しくもホームでの連勝とはならなかった。

 次の第6節は16日(土)、17日(日)に行われ、VC長野は東京グレートベアーズとアウェーのアリーナ立川立飛で対戦し、広島THはサントリーサンバーズ大阪とホームのIHIアリーナ呉に迎えて対戦する予定だ。

■試合結果

VC長野トライデンツ 0―3 広島サンダーズ

第1セット 17―25
第2セット 21―25
第3セット 13―25