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 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第6週のGAME1が16日(土)に行われ、大阪ブルテオンがホーム会場であるAsueアリーナ大阪にて、ジェイテクトSTINGS愛知と対戦した。第5週までを終え、両者9勝1敗の成績の中、勝ち点の差で大阪Bが1位、STINGS愛知が2位につけており、今試合は首位攻防戦となる注目のカードとなった。

 その大事なゲームのGAME1、大阪Bはスタメンに、アウトサイドヒッター(OH)にジェスキー・トーマスとロペス・ミゲル、ミドルブロッカー(MB)に山内晶大とエバデダン・ラリー、セッター(S)に永露元稀、オポジット(OP)に西田有志、リベロ(L)に山本智大を起用した。

 一方のSTINGS愛知は、OHにトリ―・デファルコとリカルド・ルカレッリ、MBに村山豪と岩本大吾、Sに関田誠大、OPに宮浦健人、Lに小川智大をスタメンに起用した。両チームのスターティングメンバーを合わせて、岩本以外は全員海外の代表、また日本代表に名を連ねる選手という布陣になった。

 その第1セット目、序盤は一進一退の攻防で試合が展開されるが、中盤に西田のサーブでブレイクし、大阪Bがリードする。STINGS愛知は宮浦、デファルコを中心の攻撃で流れを掴もうとするが、大阪Bは西田の渾身の守備からロペスが難しいボールを決め切るなどして簡単にはその流れを渡さない。終盤もリードを保った大阪Bが25-22で1セット目を先取する。

 続く2セット目、序盤はデファルコの強いサーブで大阪Bの守備を崩し6連続ポイントを決め、点差をつけるが、大阪Bは西田のスパイクを中心にじりじりと差を詰め中盤で12-12の同点に追いつく。しかしその後、再びデファルコのサービスエースや、宮浦のスパイクを中心にSTINGS愛知がラリーを制する場面が増え、また途中出場のMB饒書涵のキルブロックで19-23と4点差をつける。20-23の場面、大阪BはリリーフサーバーでOH富田将馬がコートイン。その1本目のサーブでエースを取り、2点差に迫る。さらに2本目もサーブで崩し、STINGS愛知が攻撃に繋げられない中、チャンスボールを西田が確実に決め、1点差に。3本目のサーブもレセプションが乱れネットを超えるかどうかのボールをロペスが関田の上からダイレクトに叩き込み同点に。デュースにもつれ込み一進一退の攻防となるが、最後は永露のサーブでレセプションを崩されたSTINGS愛知のスパイクがアウトなり29-27で大阪Bが連取する。

 第3セット目、負けられないSTINGS愛知が序盤から饒書涵のスパイクとブロックなどで3連続ポイント。リードを保ったまま試合が進むが、大阪Bのジェスキーの連続サービスエース、レセプションを崩してブロックで仕留めるなどしてじわりじわりとその点差を詰め、中盤で逆転。STINGS愛知も宮浦のサービスエースで再び前に出るが、ブレイクを許さない大阪B。西田の技ありのフェイント、サーブで崩してスパイクミスを誘うなどして20-18とし、大阪Bが2点差をつける。宮浦のサーブで崩すなどして23-23追いついたSTINGS愛知だったが、次のサーブがアウトになりマッチポイントを献上、最後は大阪Bのブロックが決まり、首位攻防戦第1戦目は大阪Bの勝利となった。

 2セット目、リードされていた展開からリリーフサーバー富田の強力で効果的なサーブで追いつき逆転、そのまま流れを渡さずデュースを制したことが勝負の分かれ目となった。STINGS愛知はスタートは良い流れでリードするも、その流れに完全に乗り切れず、2セット目と3セット目は逆転されセットを落とし、ストレートでの敗戦となってしまった。

 この試合で大阪Bが勝利したことで10勝1敗とし、単独首位に躍り出た。2位のSTINGS愛知は広げられたその差を縮めることができるか、明日17日(日)GAME2の試合も注目される。

■試合結果

大阪ブルテオン 3ー0 ジェイテクトSTINGS愛知

第1セット 25-22
第2セット 29-27
第3セット 25-23