大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第6週のGAME2が17日(日)に行われ、NECレッドロケッツ川崎がホーム会場であるカルッツかわさきにて、PFUブルーキャッツ石川かほくと対戦した。
16日のGAME1ではセットカウント3ー1でNEC川崎が勝利。ここまで、NEC川崎は5勝4敗で6位、PFUは6勝5敗で8位につけている。SVリーグ初代女王を目指して、まだまだ熾烈な戦いが続く。
NEC川崎はアウトサイドヒッター(OH)に佐藤淑乃とアチャラポーン・ コンヨット、ミドルブロッカー(MB)に島村春世と甲萌香、セッター(S)に澤田由佳、オポジット(OP)にパリ五輪日本代表の和田由紀子、リベロ(L)に藤井莉子をスタメンに起用した。
PFUはSにナッタニチャ・ジャイサエン、OHに大村季色と川添美優、MBに細沼綾とタットダオ・ヌクジャン、Sに藤倉由貴、OPにバルデス・メリーサ、L舩田璃々香をスタメンに起用した。
PFU藤倉のサーブで試合がスタート。第1セットはNEC川崎が後衛からも高い攻撃力で得点し序盤にリードを奪う。対するPFUはブロック&ディフェンスで相手の攻撃を拾うと、川添、メリーサにトスを集め、しっかり得点につなげていく。中盤には、これまで大活躍のOH川﨑鈴奈を起用し2点差まで追いつく。しかしNEC川崎はアチャラポーンを筆頭に冷静に得点を重ね、最後は甲がクイックを決めて25ー21でセットを先取した。
第2セットも、NEC川崎が序盤に大きくリードする展開。長いラリーを佐藤が決め切ると、島村のサービスエースも飛び出し勢いにのるNEC川崎。対するPUFは中盤にOH大熊紀妙、Sナッタニチャ・ジャイサエンを投入してリズムを取り戻す。舩田を中心に良い守備が何本も生まれるが、なかなか得点に結びつかず苦しい展開。最後までNEC川崎の勢いは止まらず、25ー19でNEC川崎がセットを連取した。
勝負の第3セットは、序盤からサイドアウトを取り合う互角の展開。佐藤のサービスエースで流れがNEC川崎へかたむくが、後がないPFUはメリーサがすぐにスパイクを決めて流れを渡さない。中盤までリードを保っていたのはPFUだが、先に20点に乗せたのはNEC川崎。NEC川崎はそのまま勢いに乗り、和田がサービスエースを取ると、メリーサをシャットアウトし一気にマッチポイントへ。最後は島田が華麗なブロードを決め、25ー22でストレート勝利を飾った。
昨日に引き続き今日も勝利して第2週以来の2連勝となったNEC川崎。MOMには前衛からも後衛からも高い攻撃力をみせた和田が選出された。NEC川崎はMBを含め、全員の得点力が高くミスが少なかったことが勝利へ大きく結びついた印象。NEC川崎の次戦は11月23日(土)に桐生ガススポーツセンターにてグリーンウイングスとのアウェー戦、PFUの次戦は11月23日(土)にとり野菜みそBLUECATS ARENAにて埼玉上尾メディックスとのホーム戦となっている。
■試合結果
NECレッドロケッツ川崎 3ー0 PFUブルーキャッツ石川かほく
第1セット 25-21
第2セット 25-19
第3セット 25-22