大同生命SV.LEAGUE MENの第6節GAME1が17日(日)に行われ、紫波町総合体育館にて東レアローズ静岡とウルフドッグス名古屋が対戦した。
16日に行われたGAME1では、東レ静岡のホームながらもWD名古屋がストレート勝利を収めた。ここまで勝ち切れない試合が続き2勝9敗と苦しい成績となっている東レ静岡は、GAME2でのリベンジに挑む。一方、ここまで7勝4敗の好成績を残しているWD名古屋は、アウェー戦での2連勝に臨んだ。
東レ静岡はアウトサイドヒッター(OH)に山田大貴とイタリア出身のフランチェスコ・レチネ、ミドルブロッカー(MB)に李博と西本圭吾、セッター(S)に新貴裕、オポジット(OP)に重藤トビアス赳、リベロ(L)に山口拓海をスタメンに起用し、GAME1と同様の布陣で挑んだ。9日と10日に行われた第5節から、ベンチアウトとなっているブラジル代表のアラン・ソウザは第6節もベンチアウトとなった。
対するはOHに高梨健太とスロベニア代表のティネ・ウルナウト、MBに小山貴稀と傳田亮太、Sに深津英臣、OPにオランダ代表のニミル・アブデルアジズ、Lに渡辺俊介をスタメンに起用。GAME1からOHを山崎彰都と水町泰杜から高梨とウルナウトに、MBを王東宸から傳田に、スターティングリベロを市川健太から渡辺に変更と、大きく選手を入れ替えた選出となった。
第1セットはWD名古屋が一歩前に出るも、互いにサイドアウトを取り合う入りとなった。テクニカルタイムアウトをWD名古屋リードの12ー9で迎えると、その後も深津のトスワークで東レ静岡にブロックの的を絞らせず、得点を重ねたWD名古屋がリードを保つ。終盤に差し掛かった場面では東レ静岡が2度のブレイクに成功し、同点に追いつくも、ニミルのサーブを起点に再び前に出たWD名古屋が先に20点に到達する。重藤にサービスエースが飛び出すなど、食い下がった東レ静岡だったが流れは変わらず、第1セットをWD名古屋が先取する。
両チームともにメンバー変更なく始まった第2セットは、開始早々西本にブロックポイントの出た東レ静岡が先行する。一進一退の攻防で入った中盤、安定したレセプションからMBを積極的に使うWD名古屋が逆転に成功すると、サーブでも東レ静岡を苦しめ、最大3点差までリードを広げる。東レ静岡も山田のサービスエースや、西本がWD名古屋の得点源であるニミルをブロックするなどブレイクに成功し、終盤同点に追いつくも、リリーフサーバーで入った山崎のサーブを起点に連続得点したWD名古屋が、第2セットも取り切る。
2セットダウンとなり後がない東レ静岡がMBを李から難波尭弘に変更し始まった第3セットは、サーブで東レ静岡を崩すWD名古屋がリードを奪う入りとなった。攻守ともに力を見せつけるWD名古屋が徐々にリードを広げ、入った中盤はニミルのサーブが牙を剥き、連続得点を決めたWD名古屋が東レ静岡を突き放す。東レ静岡は選手交代で食い下がり、一時ブレイクに成功する場面もあったが広がった点差は縮まらず、第3セットを取ったWD名古屋がストレート勝利を収める。
緩急をつけたサーブや安定したレセプションから多彩な攻撃で得点を重ね、試合を通して東レ静岡に流れを渡さなかったWD名古屋がアウェー戦での2連勝を飾る結果となった。東レ静岡の次戦は第7節を飛ばして第8節、11月30日(土)に香陵アリーナにてヴォレアス北海道とのホーム戦、WD名古屋の次戦は11月23日(土)にキリンレモンスタジアム ソルトアリーナ防府にて広島サンダーズとのアウェー戦となっている。
■試合結果
東レアローズ静岡 0ー3 ウルフドッグス名古屋
第1セット 22―25
第2セット 23―25
第3セット 17―25