大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)のヴォレアス北海道は、10月19日のホーム開幕戦から11月10日までに行われたヴォレアスのホームゲーム全6戦の観戦アンケートをもとに、その結果と対応や考え方を公式サイトにて発表した。
「試合の迫力・楽しさ」、「会場の雰囲気・応援」、「選手の魅力」、「会場の配置や・サービス」、「リピーター」などの項目が高評価に挙げられたが、その一方で「飲食や販売に関すること」、「観戦環境(座席や会場)に関すること」、「イベントや演出に関すること」、「チケットの価格やアクセスに関すること」、「施設や運営に関すること」などが低評価に挙げられた。
そうしたマイナス評価だった項目に対して、ヴォレアスは公式サイト内でクラブの考えや、すでに実施した改善報告、今後に向けての改善策を細かく丁寧に回答している。
例えば、低評価だった「飲食や販売に関すること」に関しては、状況に応じて最大7箇所のレジ、最大4箇所の販売ブース、キッチンカーを配置すること、また事前予約の利用を促すことで、混雑の解消を図ることができたと報告。また、次節のホームゲームからは従来の決済方法に加え、利用できるキャッシュレスの決済手段も増やすとしている。
また、チケット価格については、ヴォレアスが今シーズンから導入した、その試合の混雑予想に応じてチケット価格を変更する試みを改めて説明している。「チケット代が高い」という意見のほとんどが、混雑予想Aランクのチケットだと思われるが、完売した実績と完売までのスピード感を考慮すると、現状の価格は適正価格よりも安価な価格であるとしている。また、高額チケットを購入するファンの皆様によって、混雑予想Cランクの試合の2階席をより安価な価格での販売実現ができていることも理解してほしいと述べ、今後もマーケットに合わせたプライシングに取り組んでいきたいとしている。
なお、ヴォレアスのホームゲームの来場者数は昨シーズン対比で139%となっており、SVリーグという新リーグ開幕に向けて、また開幕後に行ってきたヴォレアスの努力が結果として出ていると言えるのでないだろうか。
来場した観客からの感想や意見に対して真剣に向き合い、ホームゲームをより良いものにしていこうと一歩ずつ改善しているヴォレアスの今後のホームゲームに期待がかかる。直近のホームゲームは11月23日(土)と24日(日)にリクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館でVC長野トライデンツとの試合が行われる。