[写真]=Lega Pallavolo

 セリエA第9節が日本時間の25日に行われ、石川祐希が所属するペルージャは大塚達宣所属のミラノと対戦し、3ー1(19ー25、25ー20、30ー28、25ー15)でペルージャが勝利、開幕から負けなしの連勝記録を伸ばし9連勝とした。

 ミラノからペルージャに移籍した石川にとって初めての古巣戦となったこの試合。石川と大塚の日本人対決が期待される一戦だったが、共にスターティングメンバーから外れて試合は始まった。第1セットは終盤まで拮抗した展開となっていたが、ミラノのフェレ・レガースがストレートに強烈なスパイクを決めて流れを掴み、ミラノが第1セットを先取した。

 続く第2セットはペルージャがサーブで崩し先行、21ー18の場面でミラノはサーブを終えたマテイ・カジースキに代わって後衛で大塚がコートに立ったが得点には絡めず、25ー20でペルージャが取り返した。

 第3セット中盤、15ー17でミラノがリードした場面でのタイムアウト明けに、石川が前衛で投入されたが、流れを変えることはできずにベンチへと戻る。その後は両チーム打ち合いの展開となるが、カミル・セメニウクのサービスエースで30ー28とセットを取りペルージャがこの試合に王手をかける。

 第4セットは序盤からペルージャが主導権を握り、強力なスパイカー陣の華麗な攻撃を重ね25ー15でこのセットを取り3ー1で勝利したが、第4セットでは石川と大塚の投入はなく、待望の石川と大塚の直接対決は叶わなかった。

 ペルージャは次戦、日本時間12月2日(月)0:00にセリエA第10節でモンツァと敵地で対戦。欧州チャンピオンズリーグ(CL)では12月5日(木)0:00にトルコのハルクバンクと対戦する。一方のミラノの次戦は、4日(水)の4:30より行われるCLのポーランドのザビエルチェ対戦、セリエAは1週空いて9日(月)3:00にモデナと対戦する。

■試合結果

 ペルージャ 3ー1 ミラノ

 第1セット 19ー25

 第2セット 25ー20

 第3セット 30ー28

 第4セット 25ー15