サントリーサンバーズ大阪※写真は11月9日撮影©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MENの第8節GAME1が28日(木)に行われ、エディオンアリーナ大阪にてサントリーサンバーズ大阪と日本製鉄堺ブレイザーズが対戦した。

 大阪ダービーであるサントリーと日鉄堺BZの第8節が、平日ナイターで一足先に行われた。第7節終了時点で8勝4敗、4位につけるホームのサントリーに、ここまで4勝8敗で7位と苦しい戦いとなっている日鉄堺BZが挑んだ。

 サントリーはアウトサイドヒッター(OH)にデ・アルマス・アラインと髙橋藍、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志と鬼木錬、セッター(S)に大宅真樹、オポジット(OP)にドミトリー・ムセルスキー、リベロ(L)に藤中颯志をスタメンに起用。24日に行われたジェイテクトSTINGS愛知との第7節GAME2でのスタメンから、OHをポーランド代表のアレクサンデル・シリフカから髙橋藍に変更した布陣となった。

 対する日鉄堺BZはOHに安井恒介とアルゼンチン代表のルチアーノ・パロンスキー、MBに渡邉晃瑠と台湾出身のツァイ・ペイチャン、Sに山口頌平、OPにカナダ出身のシャロン・バーノン エバンズ、Lに森愛樹をスタメンに起用。24日に行われた東京グレートベアーズとの第7節GAME2でのスタメンから、MBを竹元裕太郎から渡邉に変更した選出で挑んだ。渡邉は第5節GAME2のウルフドッグス名古屋戦以来のスタメン復帰となった。

 第1セットは、サントリーがサーブで日鉄堺BZを崩し、先行する入りとなった。日鉄堺BZは好プレーが出るもなかなか得点に繋げられず、サントリーに10ー7と点差を広げられる。パロンスキーのサービスエースでブレイクに成功した日鉄堺BZが1点を詰め寄り迎えたテクニカルタイムアウト後は、サーブで崩し、ディフェンスから切り返しての得点を重ねたサントリーが最大6点差までリードを広げる。日鉄堺BZに5点差をつけ、先にサントリーが20点に到達すると、コンビの合わない場面が多い日鉄堺BZはさらに点差を広げられ、堅実な守備と大宅の的を絞らせないトスから攻撃を決め続けたサントリーが25ー17と大差でセットを先取する。

 日鉄堺BZが、第1セットの途中から安井と交代した鵜野幸也をスタートから起用した第2セットは、序盤からブロックの光るサントリーがまたもリードを奪う展開となった。日鉄堺BZの攻撃にトータルディフェンスで対応し、得点に繋げるサントリーに対し、サントリーの攻撃にブロックやディグで反応するも、コート内にボールをキープできず失点となる日鉄堺BZはダブルスコアをつけられ、テクニカルタイムアウトを迎える。何とか流れを引き寄せたい日鉄堺BZはSを江藤巧に変更する。その後も安定してサイドアウトを重ね、ここまで好調な小野寺にサービスエースも飛び出したサントリーが大きくリードを広げ、終盤に入る。日鉄堺BZはコンビミスや連携ミスを減らすことができず、精度の高い繋ぎでブレイクを重ねたサントリーが危なげなくセットを連取する。

 2セットダウンで後がない日鉄堺BZがOHに安井を戻し、スタートから江藤を起用した第3セットも、サーブの走るサントリーが序盤から先行する。サントリーリードの12ー7でテクニカルタイムアウトを迎えた後も、髙橋藍のサーブを起点にエースやブロックで7連続ブレイクし、サントリーが点差を10点に広げる。終盤もサントリーの勢いは衰えず、持ち前のディフェンス力と精度の高い繋ぎからリードを広げ、第3セットを取り、ストレート勝利を収めた。

 10月14日の第1節、大阪ブルテオン戦から1カ月半振りとなったホームゲームで、サーブやブロック、繋ぎの精度などあらゆる面で日鉄堺BZを圧倒し、危なげなくストレート勝利を収める結果となった。次戦のGAME2は29日(金)に同じくのサントリーのホームで行われる。

■試合結果

サントリーサンバーズ大阪 3ー0 日本製鉄堺ブレイザーズ

第1セット 25―17
第2セット 25―17
第3セット 25―10