大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)第8週のGAME1が行われ、カルッツかわさきにてNECレッドロケッツ川崎とアランマーレ山形が対戦した。
第8週をホームで迎えるNEC川崎はここまで8勝4敗としており勝ち越しているが、上位進出のためにもホーム戦で勝利数を伸ばしたいところ。対するA山形はここまで2勝12敗となっており、なんとか3勝目を挙げたいところだ。
NEC川崎はアウトサイドヒッター(OH)に佐藤淑乃とタイ出身のコンヨット・アチャラポーン、ミドルブロッカー(MB)に山田二千華と野嶋華澄、セッター(S)に中川つかさ、オポジット(OP)に和田由紀子、リベロ(L)に大工園彩夏をスタメンに起用した。
対するA山形はOHに木村友里とタイ出身のドンポーン・シンポー、MBに伊藤摩耶と佐藤菜々美、Sに石盛めるも、OPにウクライナ出身のオレクサンドラ・ビチェンコ、Lに工藤真帆をスタメンに起用した。
第1セット、両チームOPの打ち合いから試合が始まる。A山形のビチェンコは高さを生かしたスパイク、サーブで序盤からサービスエースを決めるなど活躍すると、NEC川崎の和田もパワーあふれるスパイクでチームを支える。中盤まで一進一退の攻防が続く中、NEC川崎のOH佐藤淑乃が、難しいハイボールを立て続けに決め切り流れを呼び寄せる。パリ五輪代表のMB山田も機動力あふれるスパイクでチームを後押しし、一気にセットポイントを握ると最後も佐藤淑乃が強烈なバックアタックを決め25ー17でセットを先取した。
続く第2セット、再びサイドアウトが続く手に汗握る展開となる。NEC川崎の佐藤淑乃が前セットに続き好調を保ち、パワフルなスパイクで連続得点に貢献すると、対するA山形Sの石盛もビチェンコだけでなくMBも積極的に使い相手ブロックを散らしていく。しかしタイのスター選手でもあるNEC川崎のOHアチャラポーンが苦しい場面でのハイボールなどを軟打を織り交ぜたスパイクで決め切り、サーブでもチームに貢献する。先に24ー20でセットポイントを握られたA山形は、OHの前田美紅を投入し逆転を試みるが、あと一歩及ばず25ー23でNEC川崎がセットを連取した。
A山形にとって後がない第3セット、A山形はリベロを中心とした気迫あふれるディフェンスでラリーに持ち込み、S石盛が織りなすコンビネーションで得点していく。しかし対するNEC川崎もOHの佐藤淑乃、アチャラポーン、MB山田の豪華なスパイカー陣を満遍なく使い安定して得点していく。先にNEC川崎にセットポイントを握られてしまうが、ここまで得点の少なかったA山形のOH木村がここで躍動。相手の強烈なサーブをしっかり返しブロックアウトで得点し土壇場で24ー24で追いつく。しかしNEC川崎のMB山田、OH佐藤淑乃が強力なスパイクを連続で打ち込み、26ー24でこのセットを取り切り、NEC川崎がストレートで勝利を収めた。
強力なスパイカー陣が終始A山形を圧倒し、ホームでのストレート勝利を飾ったNEC川崎。12月1日(日)も同会場でNEC川崎とA山形が対戦するGAME2が13時5分から行われる。
■試合結果
NECレッドロケッツ川崎 3ー0 アランマーレ山形
第1セット 25-17
第2セット 25-23
第3セット 26-24