[写真]=Volleyball World

 29日、フランス代表のアウトサイドヒッター、イアルバン・ヌガペト(33)が、今シーズンから加入したフランスのポワティエを12月末を以て退団することを発表した。本人のインスタグラムで伝えている。

 ヌガペトは9月にポワティエに加入。13年ぶりに母国フランスでプレーすることになり、多くのフランスのバレーファンが歓喜した。メディアはポワティエの試合を優先的に放送したり、ユニフォームは驚くほどに売れ、到着した最初の週に過去2年間の合計と同じくらいの販売数を記録したという。それほど、ヌガペトの影響力はすさまじかった。ただ、移籍が発表された段階で『年内で退団可能なオプション』も含まれると明かされていた通り、ヌガペトは12月28日の年内最後のリーグ戦を以て、退団する運びとなった。

 フランスのメディア『Le Monde』は、ヌガペトは1月からトルコのクラブチームであるフェネルバフチェに移籍すると報道している。ヌガペトは2023-24シーズンにトルコのハルクバンク・アンカラでプレーしており、再びトルコへ戻ることになるようだ。

 また、退団するにあたりヌガペトは自身のインスタグラムでコメントを発表している。

「重い気持ちでポワティエでの冒険が終わりになることをお知らせしなければならない。素晴らしい歓迎のおかげで、本当に特別で濃密な時間を経験することができた。また皆さんにお会いし、いつかこの冒険を続けられることを心から願っている。このような短期間の活動に尽力してくれたすべての人たち、クラブのメンバー、パートナー、スポンサー、そして特にクラブ、チームメイト、ボランティア、そしてここに来た初日から私を支えてくれた素晴らしいポワティエの人々に感謝する」

「最後の試合まで、私はこれまでと同じようにモチベーションを保ち続けたいと思っている。今シーズンのチームの成功を信じて疑わない。今シーズン、私に信頼と喜びを与えてくれた彼らに、あらためて心から感謝したいと思う」