6日、一般社団法人SVリーグ(SVL)が、2025年1月25日(土)・26日(日)に石川県のとり野菜みそBLUECATS ARENAで開催される『MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25 ISHIKAWA』のタイアップ企画の最終結果を報告した。
このタイアップ企画は、『NEO AWARD HOKURIKU ~繋げ未来へのトス~』と題され、大会共創パートナーの株式会社スポーツネーションによって主催された。『スポーツ×学生』の力で地域課題を解決する共創プログラムとして、石川県の企業を中心とした12社が提示する北陸復興に関する課題に対し、学生がスポーツを軸としたアイデアを考案するというもの。学生からのアイデアは2024年10月17日から11月10日の募集期間内で全127件にも及んだ。
その多くの応募の中で、各課題の優秀賞を受賞した学生が11月29日にプレゼンテーションを実施、最終的に最優秀賞に選ばれたのは、石川県の株式会社ヤマト醤油味噌の『スポーツ分野において、麴甘酒・味噌など伝統的日本食を広めるには?』というテーマ課題に対して、石川県立大学の生物資源環境学部4年生4名が提案した、『競技者など多くの人が休憩時間に手軽に栄養補給できる、味噌を用いた栄養補給食の開発』となった。
提案概要としては、味噌が持つ高い栄養価に着目し、手軽に摂取できる栄養補給食をオールスターゲームの開催を通じたプロモーションを実施し、味噌の健康効果と北陸の食文化の魅力を広く発信することを目指す、としている。
なお、この最優秀賞のアイデア以外にも、今回集まったアイデアの一部は、ブラッシュアップされた形でオールスターゲーム当日の会場でも実施される予定だとしている。
また、SVLのチェアマンである大河正明はこのタイアップ企画実施について以下のコメントを発表している。
「石川県の復興支援や関連企業の課題解決に対し、127件ものアイデアを学生が企業家精神をもって考えてくださったことに感銘を受けています。また本日のように大勢の前でプレゼンテーションを行い、自分の意見を堂々と述べる日本人が増えることが、これからの日本がグローバルな社会で打ち勝っていくための大事な要素になるでしょう。
株式会社スポーツネーション様がオールスターゲームのパートナーとして本企画を運営する、その発想自体が新しいアイデアでもあり、大変感謝しております」
学生が考案した数々のアイデアがこれから形になって北陸復興に繋がり、さらにSVリーグオールスターゲームを盛り上げてくれることだろう。