©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)第9週のGAME1が行われ、上尾市民体育館にて埼玉上尾メディックスとクインシーズ刈谷が対戦した。

 第9週をホームで迎える埼玉上尾はここまで11勝3敗で大阪MVと同率首位となっている。ホームゲームで勝利数を伸ばし単独首位に立てるか。一方の刈谷はも5勝9敗となっておりまだまだ勝ち星を増やしたいところだ。

 ホームの埼玉上尾は、アウトサイドヒッター(OH)にニカ・マルコヴィッチとキャプテンの佐藤優花、ミドルブロッカー(MB)に濱松明日香と山中宏予、セッター(S)に鎌田咲希、オポジット(OP)に目黒安希、リベロ(L)に岩澤実育をスタメンに起用した。

 刈谷はOHに鴫原ひなたと笠井季璃、MBは横田真未とバムルンスック・ハッタヤ、Sに髙佐風梨、OPはカヤ・フロベルナ、Lに立石優華を起用した。

 第1セットは埼玉上尾が先行。安定した守備と攻撃で得点を重ねると山中のサービスエースで11ー2と点差を広げ、そのまま埼玉上尾が主導する形で試合が進む。刈谷の横田のサーブビスエースで得点する場面もあったが、マルコヴィッチのスパイクや濱松のブロックがハマり追い上げを許さない。終盤、目黒を中心に得点を重ね、最後は山中がダイレクトで決め、ダブルスコアの25ー13で埼玉上尾が1セット目を取った。

 第2セットも埼玉上尾が先行する。濱松が決め岩澤がディグを上げ得点につなげる。2セット目も埼玉上尾が突き進むと思われたが刈谷も鴫原や途中出場の吉永有希の攻撃で追い上げを見せる。中盤、第1セットに続き仁井田桃子と岩崎こよみを投入するが、フロベルナのサーブで14-14と同点となり20点にさしかかるまでは拮抗した展開となったが、濱松のブロード攻撃で得点すると勢いに乗り目黒のスパイクも決まると刈谷を突き放し2セット目も取った。

©SV.LEAGUE

 第3セットは一転、序盤からマルコヴィッチがブロックされ、刈谷のフロベルナのスパイクが好調を見せると5ー10と先行される。埼玉上尾はレシーブが乱れる場面が増え、強気な攻撃に繋げられず14ー20まで離される。交代で入った岩崎のトスから目黒、仁井田が攻撃を仕掛けるもブロックにつかまり、先にセットポイントを刈谷に握られ、最後もスパイクはシャットされこのセットは刈谷が取り返した。

 第4セットは埼玉上尾がサイドからの攻撃を駆使して先行する。中盤になって、またしてもフロベルナが存在感を発揮し勢い付く刈谷に追いつかれまいと、山中のクイック攻撃も仕掛けて得点するが、長いラリーから刈谷の吉永がスパイクを決めると同点に。佐藤がシャットされると21―24と刈谷がセットポイントを握り、マルコヴィッチがシャットされこのセットも刈谷が取った。

 最終第5セット、鴫原のサーブで崩されて試合がスタートする。マルコヴィッチがシャットされる中で佐藤がスパイクを決め追い上げにかかるが、刈谷のブロックを意識しすぎてか得点が続かない。刈谷がリードしたまま試合が展開し、埼玉上尾は懸命にボールを拾いに走るが、最後はフロベルナのスパイクがコートに突き刺さりセットカウント2—3で刈谷がフルセットの末勝利した。

 第1、第2セットは守備、攻撃共に安定し得点していたいた埼玉上尾だが、第3セット以降は刈谷の堅実なブロック、固い守備に攻撃が通らなくなってしまった。一方の刈谷にとっては大きな勝利になったのではないだろうか。明日、8日(日)にも同会場にて埼玉上尾と刈谷が対戦する。

■試合結果

埼玉上尾メディックス 2ー3 クインシーズ刈谷

第1セット 25―13
第2セット 25―22
第3セット 18―25
第4セット 21―25

第5セット 8—15