大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)第9週のGAME1が行われ、まるさん・あったまるアリーナにてデンソーエアリービーズと東レアローズ滋賀が対戦した。
この試合をホームで迎えるデンソーはここまで12勝4敗で、第8週を終えて全体の3位に位置している。このホームゲームを制して首位に近づきたいところだ。一方東レ滋賀はここまで10勝6敗となっており首位争いに加わりたいところ。チームの得点源であるヌワカロール・シルビアチネロの躍動がチームの勝利への鍵となるだろう。
デンソーはアウトサイドヒッター(OH)に石倉沙姫とコロンビア出身のコネオ・アマンダ、ミドルブロッカー(MB)に横山真奈と麻野七奈未、セッター(S)に山口結可、オポジット(OP)にブラジル代表のモンチベレル・ロザマリア、リベロ(L)に川畑遥奈をスタメンに起用。
対する東レ滋賀はOHに大川愛海と小山愛実、MBにオランダ出身のロホイス・ジュリエットと樫村まどか、Sに田代佳奈美、OPにヌイタリア出身のヌワカロール・シルビアチネロ、Lに中島未来をスタメンに起用した。
第1セットは東レ滋賀が序盤からOPのヌワカロールに積極的にトスを集めるのに対しデンソーはMBを積極的に使ったトス回しでブロックを絞らせない。多彩な攻撃を見せたデンソーが序盤から一歩前に出る。デンソーはOH石倉を中心にサーブでも攻めたサーブを打ち続け、相手に圧をかけ続ける。逆に東レ滋賀は、ヌワカロールにトスが集まる単調なバレーになってしまいリードをなかなか縮められない。デンソーが効果的なサーブで最後まで優位に試合を進め、25ー21でセットを先取した。
続く第2セットは序盤から競った展開が続く。ここまで調子が上がっていなかったヌワカロールのスパイクが決まり始め、それを機にOHの小山などほかのスパイカー陣にも得点が出始める。対するデンソーも打数の少なかったOHアマンダにもトスを上げ、全員バレーを展開していく。20点までサイドアウトが続いたが、ここでデンソーのOPロザマリアが爆発。一気にセットポイントを握り、25ー21でセットを先取した。
東レ滋賀にとって後がない第3セット、東レ滋賀はサーブでエンドライン際を狙う攻めのサーブを打ち試合を優位に進める。デンソーはOHアマンダ、OPロザマリアにトスが集まるが、割れた難しいトスをしっかりと決めきり続け東レ滋賀の強力なサーブに対してサイドアウトを続けていく。一進一退の攻防が続いた中、セット中盤に入ると、逆にデンソーが強力なサーブを入れ続け、一気にリードを作る。デンソーは流れに乗ったこの場面でここまで打数の少なかったOH石倉、MB横山にトスを託し優位な展開を盤石なものにしていく。最後は東レ滋賀のサーブがミスになりデンソーが25ー20でセットを取り、ストレートで勝利した。
終始的を絞らせないバランスのいい全員バレーで東レ滋賀を翻弄し、ストレートで勝利したデンソー。12月8日(日)も同会場でデンソーと東レ滋賀が対戦するGAME2が13時5分から行われる。
■試合結果
デンソーエアリービーズ 3ー0 東レアローズ滋賀
第1セット 25―21
第2セット 25―21
第3セット 25―20