大同生命SV.LEAGUE MENの第9節GAME1が行われ、エントリオにてウルフドッグス名古屋とサントリーサンバーズ大阪が対戦した。
この試合ホームで迎えるWD名古屋は現在10連勝中と波に乗っており、全体の3位に位置付けている。一方サントリーは現在10勝4敗で、WD名古屋に次ぐ4位。そんなWD名古屋とサントリーが激突する第9週は今後の首位争いにも重要な試合となるはずだ。
WD名古屋は、アウトサイドヒッター(OH)にティネ・ウルナウトと山崎彰都、ミドルブロッカー(MB)に傳田亮太とリヴァン・ヌルムルキ、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)にニミル・アブデルアジズ、リベロ(L)に渡辺俊介を起用。
対するサントリーはOHにデ・アルマス・アラインと髙橋藍、MBに小野寺太志と鬼木錬、Sに大宅真樹、OPにドミトリー・ムセルスキー、Lに藤中颯志をスタメンに起用した。
第1セット、序盤からサントリーの髙橋が前後に揺さぶるサーブで相手を乱し、試合を優位に進める。OHのアラインもパワフルなスパイクで割れたトスでも決め続けてリードを広げると、5ー12でテクニカルタイムアウトを迎える。何とかリードを縮めたいWD名古屋はMB傳田、ヌルムルキに代わって入った小山貴稀のクイックを使うなど多彩な攻撃を仕掛ける。しかしサントリーのMB小野寺が相手のクイック、パイプをしっかりマークし連続得点を許さない。最後までサントリーがリードを保ち、25ー15でこのセットを取り切った。
第2セットは第1セットとは異なり、WD名古屋がリードする展開。OH山崎が安定したスパイクを見せ、7ー2の場面ではサービスエースを決めるなどリードを広げていく。サントリーはレセプションが乱されてしまい、スパイクミスも続きリードを縮められない。流れを変えたいサントリーはOHのアラインに代えてポーランド代表のシリフカ・アレクサンデルを投入する。大きく広げられたリードを縮められず、25ー15でWD名古屋がセットを取り返した。
第3セット、序盤から一進一退の攻防が続く。サントリーはアライン、髙橋、ムセルスキーにトスを集めるのに対し、WD名古屋はMBを要所で使いながらOPニミルを中心に得点を重ねていく。ニミルの活躍もありわずかなリードを保っていたWD名古屋だったが、19ー21の場面で髙橋がニミルを圧巻のシャットアウト。続けてアラインがサービスエースを決めて追いつく。しかしWD名古屋はニミルのスパイクでしっかり切り返すと、23ー21で深津が髙橋をブロック。最後はウルナウトが決め、25ー22でこのセットを取り切った。
第4セット、WD名古屋が長いラリーで上がった苦しいトスからOHウルナウトがワンレッグで決め切り、MB傳田が見事な2連続サービスエースを決めるなど序盤から流れに乗る。一気に7点差までリードを広げられてしまったサントリーは、OHのアラインに代えて再びシリフカを投入し守備を固める。その後はお互いサイドアウトが続き点差が縮まらないままセット終盤を迎える。23ー16の場面でムセルスキーがサービスエースを決めるなど反撃を見せるが、最後は髙橋のサーブがネットにかかり、25ー19でWD名古屋がこのセットを取り切り、勝利を飾った。
第1セットを大きなリードを保って先取したサントリーだったが、WD名古屋のS深津がMBをうまく使ったトスワークで相手を翻弄し、WD名古屋が逆転で勝利を収めた。12月8日(日)も同会場でWD名古屋とサントリーの試合が14時35分から行われる。
■試合結果
ウルフドッグス名古屋 3ー1 サントリーサンバーズ大阪
第1セット 15―25
第2セット 25―15
第3セット 25―22
第4セット 25―19