大同生命SV.LEAGUE MENの第9節GAME2が8日(日)に行われ、北海きたえーるにてヴォレアス北海道とジェイテクトSTINGS愛知が対戦した。
バスケットボールチームのレバンガ北海道と同日開催となった第9節。GAME1ではホームのヴォレアス相手に苦戦しながらも、STINGS愛知がフルセット勝利を収めた。
ヴォレアスはアウトサイドヒッター(OH)に池田幸太と台湾出身の陳建禎、ミドルブロッカー(MB)に井上仁と三好佳介、セッター(S)に山岸隼、オポジット(OP)に台湾出身の張育陞、リベロ(L)に外崎航平をスタメンに起用。GAME1からOHを鍬田憲伸から池田に、MBをエストニア出身のティモ・タンメマーから井上に変更した。また、鍬田とティモはベンチアウトとなった。
対するSTINGS愛知はOHに藤原直也とアメリカ代表のトリー・デファルコ、MBに髙橋健太郎と村山豪、Sに河東祐大、OPに宮浦健人、Lに小川智大をスタメンに起用し、GAME1と同様の選出で挑んだ。足を負傷した正セッターの関田誠大は第9節の帯同はなく、戦線を離脱している。GAME1で手術後、初のスタメン復帰を果たした髙橋はこの試合でもスタメンに起用された。
第1セットは、ブロックでヴォレアスにプレッシャーをかけるSTINGS愛知が先行する入りとなった。両者コンビミスが見られ、バタついた入りとなったもののSTINGS愛知が2点リードを保ち、テクニカルタイムアウトを迎える。しかし、ヴォレアスが張の2連続サービスエースで逆転に成功。中盤は流れを掴んだヴォレアスが張を中心に得点し、リードを保つ。終盤に差し掛かった場面、粘り強い繋ぎから同点に追いついたSTINGS愛知はラリーを制し、ブレイク。先に20点目を灯すと20点以降、ミスをせずブロックやスパイクで得点したSTINGS愛知がセットを先取する。
第2セットは序盤、両者サイドアウトとブレイクを取り合う拮抗した展開となった。その後、藤原のサービスエースや小川の粘り強いディフェンスからデファルコのブロックが決まり、2点差でSTINGS愛知が12点目に乗せる。中盤は、デファルコがサービスエースを決めるなどオフェンスでチームを勢いづける。対するヴォレアスはミスを減らせず、STINGS愛知に宮浦のサービスエースもあり、最大6点差までリードを広げられる。選手交代で流れを変えたいヴォレアスだったが、終盤もSTINGS愛知がトランジションからの切り返しで得点を重ね、セットを連取。小川のディフェンスやトスアップの光った第2セットとなった。
GAME1同様、STINGS愛知がMBを髙橋からラオ・シュハンに変更し、始まった第3セットは宮浦のサーブから村山のブロックでブレイクしたSTINGS愛知がリードを奪う入りとなった。ヴォレアスが三好のブロックで同点に追いつくも、再び宮浦のサービスエースでSTINGS愛知が一歩前に出る。その後、宮浦にトスを集めるSTINGS愛知がリードを保つと、河東にもサービスエースが飛び出し、その差を4点に広げる。ウクライナ出身のニキタ・ゾロトゥーヒンを投入し、流れを変えたいヴォレアスだったがMBを積極的に使い、ヴォレアスを翻弄するSTINGS愛知が流れを渡さず3点差で20点目を迎える。その後も選手交代を行うなど何とか逆転の機会を伺うヴォレアスだったが、河東のサービスエースでマッチポイントを奪ったSTINGS愛知が第3セットを取り、ストレート勝利を収めた。
気迫あふれるプレーや武器であるトスが光った小川や、オフェンスでチームを勢いづかせたデファルコや宮浦らの活躍により、STINGS愛知がストレート勝利を収める結果となった。ヴォレアスの次戦は12月7日(金)にパナソニックアリーナにて大阪ブルテオンとのアウェー戦、STINGS愛知の次戦は12月28日(土)に岡崎中央総合公園 武道館にて広島サンダーズとのホーム戦となっている。
■試合結果
ヴォレアス北海道 0―3 ジェイテクトSTINGS愛知
第1セット 21―25
第2セット 16―25
第3セット 20―25