セリエAリーグ戦第14節が日本時間の27日に行われ、石川祐希が所属するペルージャは、13節を終えた時点で5勝8敗のモデナと対戦し、3-0(25ー22、27ー25、25ー21)とストレートでの勝利をあげ、開幕からの連勝を14とした。
石川は、リーグ戦では第8節ぶりのスタメン起用となった。第1セット序盤は拮抗した展開となる。石川は相手にサービスエースを取られる場面もあったがその直後に丁寧なレセプションを見せ自らスパイクを決め取り返す。中盤、守備からの切り返しで得点を重ねたペルージャが前に出る。石川は鋭いクロスへのスパイクを決め得点を重ね、また強いサーブで相手のレセプションを崩し、そのボールを自らバックアタックで決め切りブレイクにも貢献。セットポイントを握ってからモデナに3連続ポイントを許し追い上げられたが、最後は3枚ブロックで仕留め、25-22でペルージャが先取する。
2セット目は、序盤に連続ポイントを奪ったモデナが先行する。石川の強いサーブで相手のレシーブを弾きサービスエースを決めると10-10の同点に追いつく。そこからはサイドアウトの取り合いで点差がつかずに試合が進む。終盤サービスエースを取られ17-19の2点差とされるが、オレク・プロトニツキのサーブで相手を崩しブレイクをとると20-20に追いつき、石川はトスを託された際にブロックアウトを上手く取り確実に決め切る。2点差がつかずにデュースとなった25-25の場面で、シモーネ・ジャネッリのサービスエースが決まり、ペルージャがセットポイントを握ると、続く守備からの切り返しで石川が2段トスをあげプロトニツキがそれを決め切り27-25でペルージャがこのセットを制し連取する。
3セット目、石川のスパイクポイントで試合がスタート。序盤、一歩前に出たのはモデナでペルージャは追いかける展開となる。好調なプロトニツキがブロックにつかまり3点差をつけられたところでロレンツィッティ監督はタイムアウトを要求。その後、前に落とすサーブでゆさぶり相手のスパイクミスを誘い、また守備からの切り返し、そしてブロックポイントと連続ポイントを奪ったペルージャが15-14と逆転に成功。石川も強烈なバックアタックを放ち、またコート内が乱され攻撃するのが自分しかいないという場面で奮闘する。そして20点以降の石川のサーブターンで相手を崩しブレイクに貢献、マッチポイントを握る。最後は相手のサーブがネットにかかり、25-21でペルージャがこのセットも制し、勝利を収めた。
セリエAのリーグ戦としては2024年最後となる今試合もストレート勝利で飾ったペルージャ。連勝はこれで14となり、無敗記録を更新し続けている。石川はフル出場でチーム2番目となる13得点を挙げた。
次戦第15節は、年明け2025年1月6日(月)2:30より、垂水優芽が所属するチステルナと対戦する。また、2024年最後の試合となる12月31日(火)にはコッパ・イタリア2024-2025の準決勝が開催され、4:30より再びモデナと対戦する。
■試合結果
ペルージャ 3ー0 モデナ
第1セット 25-22
第2セット 27ー25
第3セット 25ー21