29日、スロベニアバレーボール連盟(OZS)がオポジット(OP)のトンチェク・シュテルンのケガの状態を公式インスタグラムで発表した。
シュテルンは28日に行われたパリ2024オリンピック(パリ五輪)の男子カナダ代表との初戦で、1セット目の5-1とスロベニアがリードしていた場面で、スパイクレシーブの際に味方と交錯し、左手指を負傷した。シュテルンは一度ベンチに下がり、代わりにモジッチが入り試合は継続されていたが、しばらくして左手にテーピングをしたシュテルンがコート内に戻り、プレーを再開した。
カナダ戦でプレーに戻ったものの左手の状態が心配されていたが、OZSのインスタグラムの投稿によると、「検査の結果、シュテルンは骨折をしておらず手術の必要もなく、痛みについても心配ない」とのこと。さらに、「次戦でシュテルンがプレーできることを私たち全員が信じている。シュテルンへ応援の気持ちを送ろう」と呼び掛けている。
シュテルンは現在28歳のスロベニア代表不動のOP。昨年はケガの影響で代表を離脱しており、パリ五輪の出場権を争ったオリンピック予選にも参加できず悔しい思いをした。無理は禁物だが、この本番のパリ五輪では悔いがないよう豪快なプレーを期待したい。