大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第11節GAME1のサントリーサンバーズ大阪と東レアローズ静岡の対戦が4日(土)に行われた。
サントリーは前節、ウルフドッグス名古屋との対戦したGEME1では2セット先取するもフルセットで敗れたが、GAME2では見事な修正力を見せ2024年最終戦を勝ち星で飾った。対する東レ静岡は11月にホームで行われた第5節で2連敗を喫したサントリーを相手に勝利することができるか、第11節GAMEが行われた。
サントリーは、アウトサイドヒッター(OH)にアレクサンデル・シリフカと髙橋藍、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志と鬼木錬、セッター(S)に大宅真樹、オポジット(OP)にドミトリー・ムセルスキー、リベロ(L)に藤中颯志をスタメンに起用した。
対する東レ静岡はOHに山田大貴とイタリア出身のフランチェスコ・レチネ、MBに上條レイモンドと西本圭吾、Sに新貴裕、OPにアラン・ソウザ、Lに山口拓海をスタメンに起用した。
第1セット、サントリーはアウトオブポジションなど痛いミスが出てしまい失点、東レ静岡はトビアスのクイック、山田のバックアタックが決まり東レ静岡がリードした序盤。だがサントリーは小野寺を軸に得点し、東レ静岡がうまくブロックを利用できずにスパイクがアウトとなる失点が増え12ー11と逆転し徐々に立て直していく。髙橋が強烈なクロスを叩き込み流れを掴んだかに見えたが、東レ静岡はリリーフサーバーに小澤を投入しサントリーのレセプションが崩されると17—17の同点に。追いついた東レ静岡はアランのスパイクを叩き込み、西本がシリフカ、髙橋をシャットしすると再び東レ静岡がリードした。しかし攻めのサーブが決まらない東レ静岡からサントリーがブレイクし23ー23、シリフカがコート外から髙橋に上げたトスを決めると、東レ静岡のアランも反撃に出る。しかし山田のバックアタックがアウトになると26ー24でサントリーがこのセットを取った。
第2セット、サントリーは鬼木、東レ静岡は西本とMBを印象付けていく出だしとなった。中盤にも鬼木のクイックが決まり、先にサントリーがテクニカルタイムアウトにたどり着いた。流れを変えたい東レ静岡はOHに重藤トビアス赳、Sに酒井啓輔を投入したが、前衛に回った小野寺のクイックが決まり、続いて鬼木もアランをシャットすると流れは完全にサントリーに。東レ静岡もシリフカをシャットし勢いにのりたいが攻撃がハマらず、最後は髙橋藍のバックアタックが決まり25ー18でこのセットもサントリーが取った。
第3セット、ムセルスキーのストレートが決まり先制するが、このセットは西本がクイック、ブロックで好調を見せ、この試合はじめて東レ静岡が先にテクニカルタイムアウトにたどり着いた。東レ静岡がリードするなかでみせた大宅のツーが決まるかと思われたが東レ静岡が繋いでレチネが決めると15ー17。その後に長いラリーが起こり重藤がうまくブロックを利用し16ー19と東レ静岡が一歩リードした。一気に点差をつけたい東レ静岡はアランの鋭いクロスも決まるがムセルスキーも取り返す。しかしレチネのキレのあるストレートが決まり、点差を詰めたいサントリーだったがアランのスパイクにワンタッチがあり23ー25でこのセットは東レ静岡が取り返した。
第4セット、サントリーは鬼木に代えて柏田を投入してのスタート。序盤に髙橋がサービスエースを決め勢いに乗り、ムセルスキーを中心に得点を重ねる。何とか得点に繋げたい東レ静岡だが重藤のロールショットもムセルスキーの高さを前にサントリーコートには落とせず10ー2とサントリーが大量リードする。終盤には大宅が何度もアランのスパイクをセーブし得点に結びつけ会場を沸かると、柏田も西本をブロックし22ー6。何とか得点したい東レ静岡だが乗っているサントリーが止まらない。最後は25ー8でサントリーがこのセットを取りセットカウント3ー1で勝利した。
サントリーはMBを印象付けた攻撃はもちろんだが、簡単にコートにボールを落とさない固い守備を見せホームで迎えた2025年初戦で勝利を収めた。一方の東レ静岡はブロックで相手のスパイクを阻み追い上げを見せるも、攻撃面での失点が増えての敗戦となった。
明日5日(日)にGAME2の同対戦がエディオンアリーナ大阪で行われる。
■試合結果
サントリーサンバーズ大阪 3ー1 東レアローズ静岡
第1セット 26ー24
第2セット 25ー18
第3セット 23ー25
第4セット 25ー8