大同生命SVリーグ女子第11節GAME2の大阪マーヴェラスと群馬グリーンウイングスの対戦が行われた。
現在首位を走る大阪MVと開幕以来勝利を掴めていない群馬。4日(土)に行われたGAME1では大阪MVが強さを見せつけストレートで勝利している。
大阪MVはアウトサイドヒッター(OH)に志摩美古都と田中瑞稀、ミドルブロッカー(MB)に蓑輪幸と大山遼、セッター(S)に塩出仁美、オポジット(OP)に宮部愛芽世、リベロ(L)に西崎愛菜をスタメンに起用し、GAME1とは宮部以外のメンバーを入れ替えて挑んだ。
対する群馬はOHに髙相みな実と新加入の新井三寿希、MBにタイ出身のウィモンラット・タナパンと道下ひなの、Sにこちらも新加入の大友萌加、OPに正木七海、Lに小林知加をスタメンに起用、新加入選手を投入し気持ちの切り替えを図った。
第1セット序盤から大阪MVがリードする展開となる。群馬も離されまいと正木を中心に攻撃を組み立て同点となるも、10点以降は正木が止められてしまい、大阪MVはOHの志摩と田中が好調を見せ18ー12と大阪MVが完全に流れを掴んだ。宮部のブロックポイントで6連続得点を見せると21ー12と大量リードするなかで、群馬も何とか追いつこうとメンバーを入れ替え修正を試みるが最後はMB大山がライトから決め25ー16と大阪MVが先取した。
第2セット群馬はOPに白岩蘭奈、MBの林田愛佳、Lに小出雛を投入してのスタート。大阪MVがOHを中心に得点する大阪MVに対し、白岩が奮闘し得点を重ねると序盤は拮抗した展開となり群馬がリードする場面も見られたがテクニカルタイムアウト明けには大阪MVが宮部、田中のサーブで崩しリードを奪う。終盤に群馬は追い上げることができず宮部のスパイクがコートに突き刺さり25ー18で2セット目も大阪MVが取った。
第3セット序盤から大阪MVの宮部が髙相をシャット、志摩のバックアタックも決まり先行する。悪い流れを断ち切りたい群馬はSに閑田千尋を投入するも大阪MVの田中の前を狙ったサーブが決まり11ー3。新加入の新井が何とか得点を稼ぐも蓑輪のブロードで奪い返される。田中が奥を狙ったスパイクを放つと19ー8と11点差がつく。厳しい状況となった群馬だが道下のサービスエースが飛び出しチームを盛り上げ20—13と食い下がる。林田も見せ場を作るが、最後は蓑輪がライト側に移動してスパイクを叩き込み25ー14で3セット目を奪うとセットカウント3ー0で大阪MVが勝利した。
隙の無いディフェンスとサイドからの巧みな攻撃で確実に得点かさね勝利、対する群馬は新加入選手の躍動や、試合中何度も見られた長いラリーを制するもブレイクへと繋げられず、ブロックも利用される場面が増えての敗北となってしまった。
大阪MVは次戦、1月11日(土)に大同生命SVリーグ第12節GAME1をNECレッドロケッツ川崎とカルッツかわさきで対戦、群馬も11日(土)にヴィクトリーナ姫路とヴィクトリーナ・ウインク体育館でそれぞれアウェーでの対戦となる。
■試合結果
大阪マーヴェラス 3ー0 群馬グリーンウイングス
第1セット 25ー16
第2セット 25ー18
第3セット 25ー14