第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は1月5日(日)から1月7日(火)、1月11日(土)、1月12日(日)の日程で実施される。

 5日(日)は1回戦が行われ、Bコート第6試合では男子の洛南(京都)と習志野(千葉)のカードで対戦が行われた。

 世代No.1のパワーと呼び声高い大エース中上烈を擁し、さくらバレー準優勝やインターハイベスト4、国民スポーツ大会(国スポ)5位という好成績を残してきた洛南と、インターハイベスト8の強豪である習志野の好カードが1回戦から対戦することとなった。

 第1セットはサーブや多彩な攻撃で洛南がリードする入りとなる。中盤も安定したレセプションを見せる洛南がクイックを積極的に使い、リードを保つ。終盤は打数の増え始めた中上が託されたトスを決め切り、得点を重ねた洛南が25―20でセットを先取する。

 続く第2セットは序盤、粘り強い繋ぎで食らいつく習志野が先行する。しかしその後、洛南が逆転に成功。ブロックポイントで勢い付くと、終盤にかけて一気に点差を広げていく。ネットインサービスエースで2点差まで迫り、食い下がる習志野だったが力及ばず、第2セットを取り切った洛南がストレート勝利を収めた。洛南は6日(月)に行われる2回戦でシードの弘前工(青森)と対戦する。

 一方、Cコート第6試合では高川学園(山口)と駒澤大高(東京)が対戦。国スポでは準優勝という結果を収め、優勝候補の一角だった高川学園は第1セットを32ー34という接戦で落とすと続く第2セットも奪われ、駒澤大高を相手にストレート負け。高川学園は1回戦で姿を消すこととなった。熱戦を制した駒澤大高は2回戦でシードの川内商工(鹿児島)と対戦する。

 また、一関修紅(岩手)と新田(愛媛)が対戦したEコート第6試合。第1セットを新田が取ると、続く第2セットは終始拮抗した展開となる。後がない一関修紅は先に新田にマッチポイントを握られながらも粘り、デュースに持ち込む。一時はセットポイントを灯した一関修紅だったが30点に及ぶデュースの末、第2セットを奪った新田が2ー0で勝利。新田は2回戦で第3シード、インターハイ準優勝の東福岡と対戦する。

■春高バレー男子2025 1回戦第6試合結果

 洛南(京都)2ー0 習志野(千葉)
(25―20、25―22)
高川学園(山口)0ー2 駒澤大高(東京)
(32ー34、21ー25)
一関修紅(岩手)0ー2 新田(愛媛)
(18ー25、28―30)

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VOLLEYBALL KING 編集部

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