[写真]=金田慎平

 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は1月5日(日)から1月7日(火)、1月11日(土)、1月12日(日)の日程で実施される。

 6日(月)は2回戦が行われ、Aコート第5試合では女子の 就実(岡山)vs 富士見(静岡)のカードで対戦が行われた。富士見は5日(日)の1回戦で健大高崎(群馬)をセットカウント2-1で下して駒を進めてきた。対する就実は2024年の春高女王であり、連覇をかけて初戦となるこの2回戦に挑んだ。

 その第1セット、お互いに粘りを見せ、見応えのあるラリーが展開される。そのラリーをものにした就実は、ブロックポイントや相手のスパイクミスもあり4-0とリード。その時点ですぐにタイムアウトを要求した富士見だったが、そのタイムアウト明けもブレイクを止められずさらに2点の連続ポイントを許す。ようやく1点をもぎ取り6-1とするが、就実の攻撃が止まらず、富士見は序盤で既に2回のタイムアウトを使い果たす。徐々に好レシーブを見せ、またサービスエースなどで連続ポイントをとり富士見はその差を一度は縮めるが、就実の高いブロックに苦しみ再び点差を離され始める。守備で粘りを見せた富士見だったが25-17で就実が1セット目を先取する。

 続く第2セット、あとがない富士見は序盤に3連続ポイントを奪い、この試合初めて2-3と前に出る。しかし就実はそこから冷静に連続ポイントを取り返し、あっという間に再びリードを奪う。好ディグの粘りでラリーに持っていくが、細かいところの繋ぎの粗さが目立ち、取りたいところでポイントが取れない富士見はなかなかその点差を縮められない。終盤にも粘りを見せた富士見ではあったがその力及ばず、最後は2連続ブロックポイントを決めた就実が2セット目も取り、勝利を飾った。

 堅実なプレーを見せ、ストレート勝利で2回戦を勝ち進んだ就実は、2回戦で奈良文化(奈良)をストレートで下したと鹿児島実(鹿児島)と3回戦で対戦する。

■春高バレー女子2025 2回戦第5試合

就実(岡山)2―0 富士見(静岡)

第1セット 25―17
第2セット 25―17

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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