第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー2025)の女子2回戦が6日(月)に行われ、Aコート第1試合で、今試合が初戦となる下北沢成徳(東京)と、1回戦で日南学園(宮崎)を破った米沢中央(山形)が対戦した。
1セット目からお互いに粘りのバレーを見せる。序盤、サービスエースから連続ポイントを奪った下北沢成徳が前に出る。高いブロックポイントなどで最大4点差がついた中盤だったが、米沢中央がブレイクに成功、追い上げを見せ逆転に成功。20点目以降は一進一退の攻防になるが、大事なところで得点をものにした下北沢が再びリード。そして最後はエースでキャプテンのイエーモンミャが強烈なスパイクを決め、25-22で下北沢成徳が先取する。
続く第2セット、序盤リードを奪った下北沢成徳だったが、相手のブロックを利用したスパイクなどで得点を重ねた米沢中央が追い上げ、そして強烈なスパイクを拾う粘りを見せ9-10と逆転に成功するが、直後に高いブロックポイントなどで下北沢成徳が再びブレイクに成功、相手に流れを渡さない。しかし終盤、粘りのプレーで5連続ポイントを奪い勢いを増した米沢中央が先に20点台に乗せる。このまま走りたい米沢中央だったが、序盤と同じく連続ポイントを奪い返され、マッチポイントを握ったのは下北沢成徳。最後はラリー中のボールを押し込んだ、下北沢成徳が25-22で連取し、春高バレー初試合を勝利で収めた。2回戦をストレートで勝利した下北沢成徳は、7日(火)の3回戦で津商(三重)と誠英(山口)の勝者と対戦する。
また、Dコートでは横浜隼人(神奈川)と長岡商(新潟)が対戦。1セット目、始終リードを奪った長岡商が大差で先取すると、2セット目も同じく長岡商のペースで試合が進み、0-2での勝利となった。ストレートで勝利した長岡商は、3回戦で人環大岡崎(愛知)と金蘭会(大阪)の勝者と対戦する。
そしてEコートでは古川学園(宮城)と岐阜第一(岐阜)が対戦。序盤からブレイクを重ねた古川学園が大量にリードし、25-16の大差で1セット目を先取。2セット目は接戦となる中、岐阜第一が22-25で取り返す。最終セットは中盤に連続ポイントを奪った古川学園が突き放し、その勢いで最終セットを制した。この激戦を収めた古川学園は、3回戦で共栄学園(東京)と福井工大福井(福井)の勝者と対戦する。
■春高バレー女子2025 2回戦第1試合結果
下北沢成徳 2ー0 米沢中央
(25―22、25―22)
横浜隼人 0ー2 長岡商
(18―25、17―25)
古川学園 2ー1 岐阜第一
(25―16、22―25、25―16)