第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー2025)の男子2回戦が6日(月)に行われた。

 第1試合ではインターハイ、国民スポーツ大会と合わせて高校三冠と、春高バレー3連覇を狙う王者駿台学園(東京)が初戦を迎えた。対する札幌大谷(北海道)は初出場。第1、第2セット共に序盤は拮抗した展開も見られたが、駿台学園は大エース川野琢磨や高校トップクラスのパワーを持つ櫻井信人の攻撃だけでなく、多彩な攻撃で札幌大谷を圧倒。2ー0で勝利を飾った駿台学園は7日(火)に行われる大分南(大分)との3回戦に進んだ。

[写真]=金田慎平

 第2試合では、前回大会準優勝の福井工大福井(福井)がサウスポーエース山本快の攻守にわたる活躍で浜松修学舎(静岡)を撃破。福井工大福井は3回戦で山形城北(山形)に快勝した名門、清風(大阪)と対戦する。

[写真]=金田慎平

 また、第3試合では今大会No.1の高さを誇る2年生エース柏崎祐毅を擁する星城(愛知)と前回大会ベスト4の昇陽(大阪)が対戦した。星城がダブルスコアでセットを先取すると、続く第2セットでは昇陽が粘りを見せ、デュースにもつれ込むも星城が取り切り、ストレート勝利。星城はインターハイ準優勝の東福岡(福岡)との3回戦に駒を進めた。

[写真]=金田慎平

 2回戦の最終第7試合では鳥取中央育英(鳥取)と慶應義塾(神奈川)が激闘を繰り広げる。鳥取中央育英は第1セットを奪われ、後がない第2セットも先に慶應義塾にマッチポイントを握られる。そんな中、鳥取中央育英の169センチのエース星原優来が託されたトスを決め切りデュースに持ち込むと、30ー28で第2セットを奪取する。最終第3セットも拮抗した展開が続く中、鳥取中央育英は2度のマッチポイントを握るも、ここで星原の脚がつるアクシデントが発生。星原を欠いた鳥取中央育英は食らいつくも力及ばず、慶應義塾が激闘を制し、前回大会と今季のインターハイでベスト4入りを果たした鎮西(熊本)との3回戦に進出した。

[写真]=金田慎平

 なお、同日の3回戦終了後に準々決勝が予定されている。

 春高バレーの男子2回戦の結果、および7日(火)に開催される3回戦の組み合わせは以下の通り。

◼︎春高バレー2025男子2回戦試合結果

大垣日大(岐阜) 0ー2 大分南(大分)

(18ー25、19ー25)

駿台学園(東京)2ー0 札幌大谷(北海道)

(25ー14、25ー20)

清風(大阪)2ー0 山形城北(山形)

(25ー14、25ー17)

浜松修学舎(静岡)0ー2 福井工大福井(福井)

(19—25、21ー25)

星城(愛知)2ー0 昇陽(大阪)

(25ー13、27ー25)

東福岡(福岡)2ー0 新田(愛媛)

(25ー11、25ー17)

洛南(京都)2ー0 弘前工(青森)

(25ー11、25ー16)
川内商工(鹿児島)2ー0 駒澤大高(東京)

(25ー17、25ー14)

日本航空(山梨)1ー2 東北(宮城)

(22ー25、25ー16、22ー25)
東亜学園(東京)2ー1 鎮西学院(長崎)

(16ー25、27ー25、25ー21)

開智(和歌山)2ー0 埼玉栄(埼玉)

(25ー15、25ー19)

西原(沖縄)0ー2 市立尼崎(兵庫)

(19ー25、18ー25)

雄物川(秋田)0ー2 鎮西(熊本)

(13ー25、20ー25)

金光学園(岡山)2ー0 土浦日大(茨城)

(25ー13、25ー22)

近江(滋賀)2ー0 足利大附(栃木)
(25ー20、25ー22)

鳥取中央育英(鳥取)1ー2 慶應義塾(神奈川)
(21ー25、30ー28、25ー27)

◼︎春高バレー2025男子3回戦対戦カード

10:00 清風(大阪)vs 福井工大福井(福井)
10:00 川内商工(鹿児島)vs 洛南(京都)
11:00 市立尼崎(兵庫)vs 東北(宮城)
11:00 東福岡(福岡)vs 星城(愛知)
12:00 駿台学園(東京)vs 大分南(大分)
12:00 東亜学園(東京)vs 開智(和歌山)
13:10 慶應義塾(神奈川)vs 鎮西(熊本)
13:10 近江(滋賀)vs 金光学園(岡山)
14:20 男子準決勝①
14:20 男子準決勝②
15:30 男子準決勝③
15:30 男子準決勝④

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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