下北沢成徳※撮影は1月6日[写真]=金田慎平

 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は1月5日(日)から1月7日(火)、1月11日(土)、1月12日(日)の日程で実施される。

 7日(火)は3回戦、準々決勝が行われ、Aコート第6試合では女子の下北沢成徳(東京第1代表)vs 熊本信愛女学院(熊本)のカードで対戦が行われた。成徳は、2回戦から登場し米沢中央(山形)に、3回戦で誠英(山口)に勝利し駒を進めてきた。対する信愛も2回戦から登場し、進徳女子(広島)、明徳義塾(高知)に勝利して準々決勝まで駒を進めた。センターコートへの切符を懸けた一戦は伝統校同士の対戦となった。

 第1セットは、成徳がいきなり4連続得点し流れを掴んだと思われたが、信愛がすぐさま追いつき接戦のままセット中盤へ。高さとパワーで圧倒する成徳に対して、信愛はブロックを利用した技ありのプレーで対抗。セット終盤、成徳のミドルブロッカー(MB)柳千嘉が高い打点から連続で得点し信愛からリードを奪い、成徳が先に20点台に乗せた。信愛も粘りを見せるも、成徳が流れを掴んだまま第1セットを先取した。

 続く第2セット序盤、成徳のブロックが光り先にリードを奪ったが、中盤には信愛が粘りのレシーブで同点に追いついた。チーム全体で、成徳のブロックをうまく利用して得点を取ることを徹底し成徳の高さに対抗していく。しかし20点を前に成徳の大エース、イェーモンミャの勢いが止まらない。成徳が驚異の7連続得点で信愛を一気に突き放す。最後はブロックを決め、成徳がストレートでセンターコートへの切符をつかみ取った。

 高さとパワーで圧倒した成徳は、11日(土)に金蘭会(大阪)と決勝進出をかけて準決勝を戦う。

■春高バレー女子2025 準々決勝第2試合

下北沢成徳(東京第1代表)2―0 熊本信愛女学院(熊本)

第1セット 25―20
第2セット 25―16

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VOLLEYBALL KING 編集部

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