駿台学園※撮影は1月6日[写真]=金田慎平

 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は1月5日(日)から1月7日(火)、1月11日(土)、1月12日(日)の日程で実施される。

 7日(火)は3回戦と準々決勝が行われ、男子準々決勝Bコートの第2試合では、インターハイ、国民スポーツ大会と合わせた高校三冠と春高バレー3連覇の偉業を狙う駿台学園(東京)と、22年連続40度目の出場となった名門の近江(滋賀)が対戦した。同日に行われた3回戦では、大分南(大分)を圧倒し勝ち上がった駿台学園。対する近江は金光学園(岡山)とのフルセットを制し、準々決勝に進出した。

 第1セットは、データを駆使したトータルディフェンスや、キャプテンでセッター三宅綜大の巧みなトスから繰り出されるオフェンスで駿台学園が序盤から走る展開となる。ブロックポイントも連発し波に乗る駿台学園は中盤も勢いが止まらず、近江に10点以上の差をつける。終盤に入っても手を緩めない駿台学園。最後はブロックポイントで25―11とダブルスコアをつけ、セットを先取する。

 続く第2セットは、エース村西寛太のスパイクで得点する近江が先行する入りとなった。駿台学園の珍しいコンビミスによる失点からブロックポイントで流れを引き寄せた近江が中盤にかけて一時、点差を広げるがその後は一進一退の攻防が続く。20点以降も両者1点を取り合う中、駿台学園が先にマッチポイントにたどり着くも近江が粘りを見せ、試合はデュースにもつれ込む。しかし最後は高校トップクラスのパワーを持つ櫻井信人のサービスエースで駿台学園が第2セットを取り切り、ストレート勝利で準決勝進出を決めた。

 なお、駿台学園は11日(土)に行われる準決勝で、前回大会準優勝の福井工大福井(福井)をストレートで破った市尼崎(兵庫)と対戦する。

■春高バレー男子2025 準々決勝Bコート第2試合

駿台学園(東京)2―0 近江(滋賀)

第1セット 25―11
第2セット 26ー24

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VOLLEYBALL KING 編集部

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