大同生命SV.LEAGUE MENの第12節GAME1が11日(土)に行われ、エントリオにてウルフドッグス名古屋とジェイテクトSTINGS愛知が対戦した。
この試合は、現在16勝6敗で2位につけているWD名古屋と同じく16勝6敗で3位につけているSTINGS愛知が対決する今節最注目のカード。なかでもWD名古屋のニミル・アブデルアジズとSTINGS愛知の宮浦健人は、両者ともに現時点で総得点、アタック決定率、サーブ効果率の個人ランキングトップ5に名を連ねるほどのポイントゲッターなだけに、両チームのエース対決にも注目が集まる。
WD名古屋は、アウトサイドヒッター(OH)にティネ・ウルナウトと水町泰杜、ミドルブロッカー(MB)に傳田亮太と近裕崇、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)にニミル・アブデルアジズ、リベロ(L)に渡辺俊介を起用。
対するSTINGS愛知はOHにリカルド・ルカレッリとトリー・デファルコ、MBに村山豪と髙橋健太郎、Sに関田誠大、OPに宮浦健人、Lに小川智大をスタメンに起用した。
第1セット序盤、STINGS愛知にらしくないミスが多く出てしまい、逆にWD名古屋はMB傳田の効果的なサーブで相手を崩し、MB近がルカレッリのバックアタックをシャットアウトするなどして序盤からリードを広げる。しかし中盤に入るとSTINGS愛知も徐々に持ち味を取り戻し、デファルコの強烈なサーブによるブレイクなどもあり、16ー16で追いつく。そこからは両チームサイドアウトの応酬が続いたが、19ー20の場面で水町が相手を弾き飛ばす豪快なサービスエースをみせWD名古屋がブレイク。そこから勢いに乗り、最後はウルナウトが決め、25ー21でWD名古屋がセットを先取した。
続く第2セット、序盤から激しい攻防が続く。STINGS愛知はOP宮浦がサービスエースを決め、ニミルとの打ち合いにも勝ち切るなど存在感を放つ。対するWD名古屋もS深津が織りなすOPニミルだけに偏らないバランスのいいトスワークで得点していく。終盤まで一進一退の攻防が続いたが、20ー19の場面でここでもまたOH水町がサービスエースを決め、ブレイク。その後もニミルが安定して決め続け、最後はSTINGS愛知のサーブがアウトになり、25ー21でセットを連取した。
第3セット、STINGS愛知にとって後がない状況だが、4-6の場面で傳田のサービスエースや水町の効果的なサーブによるブレイクなど、WD名古屋がサーブで序盤から圧をかける。STINGS愛知はサーブで乱された分、なかなかMBを使うことができずOP宮浦にトスが集まる苦しい展開が続く。流れを変えたいSTINGS愛知はMBに饒書涵を投入。この選手交代が功を奏し20点台を前に追いつく。しかしWD名古屋も代わって入ったキャプテンの高梨健太がしっかり決め切りわずかなリードを生む。最後はニミルが豪快にバックアタックを決め、25ー22でセットを取り切り、WD名古屋がストレートで勝利を飾った。
水町、ニミルをはじめとした強力なサーブ陣で優位に試合を進め、STINGS愛知にストレートで勝利したWD名古屋。1月12日(日)も同会場でWD名古屋とSTINGS愛知が対戦するGAME2が14時35分から行われる。
■試合結果
ウルフドッグス名古屋 3ー0 ジェイテクトSTINGS愛知
第1セット 25―21
第2セット 25―21
第3セット 25―22