第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は1月5日(日)から1月7日(火)、1月11日(土)、1月12日(日)の日程で実施される。
12日(日)は決勝が行われ、女子は共栄学園(東京)vs 下北沢成徳(東京)の東京勢同士の対決となった。
今大会ノーシードからここまで勝ち上がってきた共栄学園はエースの秋本美空が準決勝の就実(岡山)戦で42得点の大活躍。19年ぶりの決勝進出となる。一方の下北沢成徳は前回大会に続く決勝進出。8大会ぶりの優勝を目指す。
第1セット、試合は序盤から共栄学園が圧倒。サーブで崩し秋本が決めるパターンで得点を重ね、5―1となったところで下北沢成徳がたまらずタイムアウト。しかしタイムアウト後も流れは変わらず、共栄学園が大量リードを奪ったままセットは終盤へ。最後は秋本が強烈なバックアタックを決め、25―11でセットを奪った。
下北沢成徳としては流れを変えたい第2セットは接戦で推移。秋本の高さに慣れてきたのか徐々に下北沢成徳のブロックが機能し始めると、12-11の場面から下北沢成徳が4連続得点で逆転に成功する。だが、今度は共栄学園が意地の5連続得点で再び逆転に成功し、最後は1年生山下裕子の得点で25-21とし、第2セットも共栄学園が奪う。
共栄学園としてはこのままストレート勝利としたい第3セット。8―7で1回目のテクニカルタイムアウトに入るが、そこから徐々に共栄学園がリードを広げる。16―12で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えるが、そこから下北沢成徳が意地を見せ20―20の同点に持って行く。勝負の終盤戦、共栄学園が3連続ポイントで突き放すと、そのまま25―22でこのセットも奪った。
共栄学園は秋本らスパイカー陣が見事な活躍。しっかりと逃げ切りストレート勝ちで19年ぶりの優勝を飾った。
■試合結果
共栄学園(東京) 3ー0 下北沢成徳(東京)
第1セット 25―11
第2セット 25―21
第3セット 25―22