クインシーズ刈谷※写真は11月16日撮影 ©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第12節GAME2が12日(日)に行われ、四日市市総合体育館にてクインシーズ刈谷とAstemoリヴァーレ茨城が対戦した。

 11日(土)に行われたGAME1ではアウェーで臨んだAstemoがホームの刈谷相手に1ー3で勝利する形となった。刈谷はホームで何とか1勝を挙げシーズン後半戦に向けて勢いに乗りたいところ、対するAstemoも現在7位なだけに上位争いへ加わるために勝ち星を重ねたいところだ。

 ホームの刈谷はアウトサイドヒッター(OH)に鴫原ひなたと笠井季璃、ミドルブロッカー(MB)に横田真未とバムルンスック・ハッタヤ、セッター(S)に髙佐風梨、オポジット(OP)にカヤ・グロベルナ、リベロ(L)に中村悠をスタメンに起用。

 一方のAstemoはOHに高間来瞳とマッケンジー・メイ、MBに佐藤黎香とブリオンヌ・バトラー、Sに雑賀恵斗、OPに野中瑠衣、Lに髙橋凜をスタメンに起用した。

 第1セット、Astemoは序盤からOHメイを積極的に使い得点を重ね、逆に刈谷はOPグロベルナだけに頼らない全員バレーを展開する。一進一退の攻防が続く中、15ー18の場面でハッタヤのサーブからブレイクするなど刈谷のサーブが効果的に決まり始める。Astemoは刈谷の攻めのサーブに対応できず、最後はグロべルナのスパイクが決まり25ー23で刈谷がセットを先取した。

 続く第2セットも序盤から一進一退の攻防が続く。Astemoは第1セットあまり目立っていなかったMB陣のブロード攻撃などを積極的に使い攻撃に幅を持たせる。刈谷もグロベルナを効果的に使い、12ー11でテクニカルタイムアウトを迎える。しかし中盤に入ると再び刈谷のハッタヤ、笠井などのサーブが効果的に決まり始める。Astemoもメイの高さとパワーあふれるスパイクで相手のブレイクを阻止するが、リードを縮めることはできず、25ー21で刈谷がセットを連取した。

 Astemoにとって後がない第3セット、両チーム譲らないサイドアウトの続く展開が続く。序盤からAstemoはメイ、刈谷はグロベルナが強烈なスパイクで得点を重ね激しい打ち合いを見せる。しかし中盤に入ると刈谷の笠井のスパイクなどで少しミスが出始め、Astemoがわずかにリードする。Astemoはこのチャンスを見逃さず、ここまで目立っていなかったOP野中のライト線を効果的に使い、多彩な攻撃を展開。最後までリードを守り切ったAstemoが21ー25でセットを取り返した。

 第4セット、両チームともに効果的なサーブで攻め続けサイドアウトが続く。お互いがエースだけに頼らない多彩な攻撃を見せ、サイドアウトの応酬となったまま11ー12でテクニカルタイムアウトを迎える。刈谷はグロベルナが圧倒的な高さで安定して得点を重ねるのに対し、Astemoは途中出場の長内美和子が大事な場面でしっかり決めきるなどチームを支える。しかし20点台に入るとグロベルナの攻撃が爆発。安定して決め続け、最後は25ー21でこのセットを取り切り3ー1で刈谷が勝利した。

 グロベルナを中心とした攻撃で安定して得点を重ね、Astemoに対しホームでの勝利を飾った刈谷。次戦は、刈谷は1月18日(土)にエントリオでSAGA久光スプリングスとのホームでの試合が12時5分から、群馬も18日(土)にひたちなか市総合運動公園総合体育館で埼玉上尾メディックスとのホームでの試合が13時5分から行われる。

■試合結果

クインシーズ刈谷 3ー1 Astemoリヴァーレ茨城

第1セット 25―23
第2セット 25―21
第3セット 21―25
第4セット 25―21