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 1日、パリ2024オリンピック(パリ五輪)グループCの予選ラウンド第2節が行われ、女子トルコ代表と女子ドミニカ共和国代表が対戦した。

女子トルコ代表は前回オランダとの白熱のフルセット対決を制し、勝ち点2で現在グループCの2位、予選最終戦は強豪女子イタリア代表との対決となるため、この試合ではドミニカ共和国にできるだけセットを取られずに勝利し勝ち点を重ねたいところだ。一方、ドミニカ共和国は強豪イタリアとの試合で怒涛の追い上げを見せるもセットカウント1-3で敗れ、勝ち点0の現在4位。予選通過のためにもこの試合で勝利し初の勝ち点を獲得したいところだ。

 その試合の第1セットは、ドミニカ共和国のブロック、サーブが立て続けに決まりトルコをリードする展開となる。追いつきたいトルコだが、サーブミスやドミニカの粘り強いディフェンスで乗り切れず終盤まで継続してリードされる。終盤、トルコが4連続ポイントで点差を縮めるも最後はドミニカ共和国の力強いスパイクが決まり21-25でセットを取る。

 第2セットは一転、序盤からトルコがドミニカ共和国のサーブレシーブを乱し連続ポイントを重ねリードする展開に。ディフェンスも効果的になり優勢に試合を進めるトルコはバルガスを中心に気持ちよく決まるスパイクが増え、終始リードを保ったまま25-18でセットを取り返す。

 続く第3セットの序盤は、ドミニカ共和国は2セット目に引き続きサーブレシーブを乱され、なかなか思うように攻撃が決まらず被ブロックが増えトルコがリードする。中盤、ドミニカ共和国はマルティネスを中心に要所で連続ポイントを得るが、トルコも負けじとポイントを重ねる。終盤、ドミニカ共和国が怒涛の追い上げを見せ、24-22と2点差まで追い込むが、最終的にトルコが25-22で逃げ切り勝利に王手をかける。

 第4セットは、トルコのバルガスがサービスエースを2連続決めるなど序盤から前に出る展開に。このセットを取りたいドミニカ共和国は早めにタイムアウトを取るがバルガスのサーブを守ることができず、この試合最大となる6連続ポイントを許してしまう。ようやく点を返すもトルコのブロックや自国のミスが重なり勢いに乗れず、終盤になっても強いサーブとブロックで攻め続けたトルコが25-15の大差でこのセットも奪い、勝利を掴んだ。

 2セット目以降、サーブで攻め続けドミニカ共和国に気持ちよく攻撃を決めさせなかったトルコが予選ラウンド2勝目をあげ、予選通過が濃厚になった。一方のドミニカ共和国は2連敗となり、予選通過が厳しい状況となった。次の予選ラウンド最終戦で、ドミニカ共和国は8月3日16時からオランダと、トルコは8月4日16時からイタリアと対決する。

■試合結果

トルコ 3-1 ドミニカ共和国

第1セット 21-25
第2セット 25-18
第3セット 25-22
第4セット 25-15

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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