[写真]=CEV

 17日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグラウンド第5節が行われ、大塚達宣が所属するミラノはアウェーで、ベルギーのルーセラーレと対戦した。

 開幕後3勝1敗としグループCの2位につけるミラノと、1勝3敗と3位につけるルーセラーレの一戦で、大塚はベンチスタートとなった。

 1セット目は序盤からブレイクを重ねたミラノが終始リードで試合が進む。要所でのミドルの攻撃も効いて相手を寄せつけないミラノが25ー17と大差でセットを先取する。2セット目、序盤わずかに先行するミラノが、中盤に5連続ポイントを奪い一気に点差を広げる。サイドからの攻撃を中心に得点を重ねたミラノが25ー18と2セット目も連取となった。

 続く3セット目、序盤は一進一退の攻防で進むが、先に抜け出したのはルーセラーレ。しかしその直後にミラノが連続サービスエース、ブロックポイントなどで6連続ポイントを奪い逆転に成功する。そして終盤、リードした状況で大塚がコートに入る。コート内が乱れた中で2段トスをあげ攻撃に繋げるなどしてチームを支える。23ー19の場面で相手のサーブに対応できず、サービスエースを取られて悔しさでうなだれた大塚だったが、次のサーブを1本で切り、ミラノはマッチポイントを握る。相手のフェイントを拾いラリーとなったボールが、最後は大塚にトスが上がり、力強くストレートに打ち込んで得点。大塚の今試合初得点が、最後を締めくくる得点となり、ミラノはストレートで勝利を飾った。

 3セット目の途中からコートに立った大塚は、珍しくサービスエースを取られるも最後までコートに立ち、勝利を決める最後のポイントを挙げ、ストレート勝利に貢献した。

 既に2位以上が確定しているミラノだが、次戦30日(木)2:00試合開始のリーグラウンド最終戦の相手は、前回フルセットで敗戦を喫し、これまで5戦全勝でグループCの1位につけるポーランドのザビエルチェとの直接対決。最終順位を1位で抜け準々決勝に進むか、2位となって準々決勝前のプレーオフに進むのかが決まる、非常に重要な一戦となる。

 

■試合結果

ミラノ 3ー0 ルーセラーレ

第1セット 25ー17
第2セット 25ー18
第3セット 25ー20