18日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)第13節のGAME1が行われ、北ガスアリーナ札幌46にて群馬グリーンウイングスとがデンソーエアリービーズが対戦した。
デンソーは19勝5敗で2位、群馬は0勝20敗で14位につけており、第10節での対戦成績はデンソーが2勝している。群馬はまだ勝利を収めることができていないため、アウェーではあるが初勝利を目指して戦う。
群馬はアウトサイドヒッター(OH)に藤井寧々と内定選手の新井三寿希、ミドルブロッカー(MB)にウィモンラット・タナパンと道下ひなの、セッター(S)に内定選手の大友萌加、オポジット(OP)にマルティニューク・アリョーナ、リベロ(L)に小出雛をスタメンに起用した。
デンソーはOHに石倉沙姫とコネオ・アマンダ、MBに横山真奈と麻野七奈未、Sに山口結可、OPにブラジル代表のモンチベレル・ロザマリア、Lに川畑遥奈をスタメンに起用。
第1セット序盤は両チームともに守備・攻撃の両面で良いプレーをみせ、点差が開かないままテクニカルタイムアウトを挟みセット後半へ。後半に入ると長いラリーの応酬が続く。ロザマリアのバックアタックを群馬は何とか繋ぎ、最後は相手のブロックを利用して得点に結びつける。セット終盤には内定選手の門田湖都を起用し、門田にとってはSVリーグのデビュー戦となった。長いラリーをものにしたことで群馬は流れを引き寄せ、第1セットを先取した。
第2セットは序盤からデンソーが1歩リードする試合展開。群馬は粘りを見せるもラリーを取りきれずなかなか流れを掴むことができない。対するデンソーはロザマリアの打数を増やして確実に得点を重ね、群馬を突き放す。途中、試合が長い時間止まるアクシデントもあったが、デンソーは集中力を切らさず、大きなリードをたまったままセットを取った。
第2セットは大きくリードされた群馬だが、第3セットは勢いを取り戻し、セット中盤まで一進一退の攻防が続く。デンソーの3点リードでテクニカルタイムアウトを挟むと、群馬は2枚替えで角谷未波と白岩蘭奈を投入。この2枚替えが功を奏し15ー14と逆転に成功した。先に20点にのせたのは群馬だったがデンソーもすぐに追いつく。ロザマリアを中心とした高い攻撃力に加えてレシーブでも粘りを見せたデンソーがこのセットも取った。
群馬にとっては後がない第4セット、序盤は群馬が1歩リードする。SVリーグを通してチーム最多得点の髙相みな実がベンチに入っていない今日、内定選手の新井が躍動しチームを奮起している。対してデンソーは石倉のサーブや山下のブロックが光り、徐々に点差を開いていく。先に20点に乗せると、勢いを止めることなく第4セットも取り、この試合を勝利で締めくくった。
群馬は結果は敗戦となったが、初勝利に向けて粘りをみせた一戦だった。勝利したデンソーはロゼマリアを中心に、終始安定した得点力が勝利を引き寄せた。明日19日も同じく北ガスアリーナ札幌46にて両チームは対戦する。
■試合結果
デンソーエアリービーズ 3ー1 群馬グリーンウイングス
第1セット 21―25
第2セット 25―13
第3セット 25―23
第4セット 25―17