28日、カナダバレーボール連盟が男子カナダ代表監督にカナダ出身のダニエル・ルイス氏(48)が就任することを発表した。
現役時代に男子カナダ代表のリベロとしても活躍したルイス氏は、2017年の現役引退後に男子カナダ代表のアシスタントコーチに就任。その後も後進の育成に尽力し、次世代の代表選手やプロ選手を育成する「Team Canada National Excellence Program」の監督や、U17男子カナダ代表のアシスタントコーチを務めた。またルイス氏はU21男子カナダ代表の監督として、2023年にパンアメリカンカップ優勝、2024年には北中米大陸選手権2位へとチームを導いた。なお、今季からフランス男子リーグのポワティエで監督を務めている。
ルイス氏は監督就任にあたり、「男子カナダ代表の選手やスタッフに関わる機会を得られ、感謝するとともにワクワクしている」「男子バレーの国際試合では(チームを)最高レベルのパフォーマンスに育成、追及していく必要がある。この共通の目標に向け、皆と一緒に取り組むことを楽しみにしている」とコメントしている。
ハイパフォーマンス・ディレクターであるカナダ出身のジュリアン・ブーシェ氏はルイス氏について、「ダン(ルイス氏)は選手を引退してからの数年間、多くのトップコーチと緊密に協力し、貴重な国際経験を積んできた。チームが今年開催される世界選手権の準備をし、2028年のロサンゼルス五輪に向けて取り組む中、ダンは監督という役割を引き継ぎ、グレン・ホーグ(カナダ出身/2021ー22シーズン監督)とトーマス・サムエルボ(フィンランド出身/2022ー24シーズン監督)が成し遂げたことのさらなる発展にうってつけだ」と期待を寄せた。
長年、強豪国の一角であった男子カナダ代表。近年も2023年に開催されたパリ五輪予選では東京五輪3位のアルゼンチンなどを破り、パリ五輪への出場権を獲得するなど活躍が見られたが、新たに就任したルイス氏のもとでどのような躍進を遂げるのか期待がかかる。