©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第15節GAME1、サントリーサンバーズ大阪とウルフドッグス名古屋の対戦がAsue アリーナ大阪で2月8日(土)に行われた。

 20勝6敗で2位のサントリーと、21勝7敗で3位のWD名古屋が直接対戦する注目の一戦。ここまでの対戦成績は2勝2敗と、互角の戦いを繰り広げている。

 サントリーは、アウトサイドヒッター(OH)にデアルマス・アラインと髙橋藍、ミドルブロッカー(MB)に柏田樹と佐藤謙次、セッター(S)に大宅真樹、オポジット(OP)にドミトリー・ムセルスキー、リベロ(L)に藤中颯志をスタメンに起用。

 一方のWD名古屋はOHに水町泰杜と山崎彰都、MBに王東宸と傳田亮太、OPに二ミル・アブデルアジズ、Sに深津英臣、Lに渡辺俊介をスタメン起用した。

 第1セット、序盤から見ごたえのあるサイドアウトの応酬が繰り広げられる。WD名古屋のS深津はOPニミルだけではなく、水町のパイプを積極的に使用し多彩な攻撃を見せる。対するサントリーのS大宅も要所でクイックを使いバランスの良い攻撃を繰り出す。一進一退の攻防は終盤まで続き、試合はデュースまでもつれ込む。両チームの激しい打ち合いが続いたが、OPニミルが冷静なコース打ちで決め切り得点を重ね、28ー30でWD名古屋がこのセットを取り切った。

 続く第2セット、第1セットとは異なり序盤からサントリーが流れをつかむ。OH髙橋を中心に効果的なサーブで相手にプレッシャーを与え続け、大きなリードを作る。流れを変えたいWD名古屋は、12ー8の場面でOHティネ・ウルナウトを投入。しかしサントリーのOHアラインが強烈なサーブでサービスエースを奪うなど、WD名古屋はサーブで攻め込まれる場面が続く。最後までリードを保ったまま、最後はWD名古屋のコンビミスが出てしまい25ー20でサントリーがセットを取り返した。

 第3セットもサントリーが効果的なサーブ、組織的なディフェンスで主導権を握る。髙橋、ムセルスキーなどサイド陣に加え、MB佐藤もサウスポーから繰り出されるスピンサーブで相手を苦しめる。対するWD名古屋はレセプションの良い水町を中心に、OPニミルのスパイクで着実に切り返す。途中水町の豪快なサービスエースなどで追いつく場面もあったが、最後はサントリーがしっかりと逃げ切り、25ー21でセットを連取した。

 WD名古屋にとって負けられない第4セット、このセットスタメン起用のウルナウトが安定感あるレセプションと技ありスパイクでチームを支える。7ー10の場面で水町が豪快なサービスエースを決めるなど序盤からWD名古屋がリードする。サントリーは好調だったサーブでミスが目立ち始め、流れをつかむことができない。点差が縮まらないまま16ー25でWD名古屋がセットを取り返した。

 勝負の第5セット、両チームエースの壮絶な打ち合いが繰り広げられる。WD名古屋のニミル、サントリーのOPムセルスキーがプッシュを織り交ぜた技ありスパイクや豪快なブロックアウトなど高い得点力を見せる。水町のサービスエースや髙橋の見事なブロックアウトなどもあり、両チームのスパイカー陣の激しい点の取り合いで、見ごたえのあるサイドアウトが続く。一進一退の攻防が続く中、13ー13の場面両リベロのファインレシーブからの長いラリーとなり水町が見事に決めきる。最後はサントリーのスパイクがミスとなり、WD名古屋が13ー15でこのセットを取りきり、勝利を飾った。

 第2、第3セットでサントリーの強力なサーブに攻め込まれながらも、壮絶な打ち合いを制しフルセットでの勝利を収めたWD名古屋。次戦のGAME2も9日(日)に同会場で13:05から試合開始となる。

■試合結果

サントリーサンバーズ大阪 2ー3 ウルフドッグス名古屋

第1セット 28ー30
第2セット 25ー20
第3セット 25ー21
第4セット 16ー25
第5セット 13ー25