[写真]=Getty Images

 2日、パリ2024オリンピック(パリ五輪)予選ラウンドグループC第3節が行われ、バレーボール男子日本代表は男子アメリカ代表と対戦した。

 2試合を終えてグループ3位の日本にとっては、準々決勝進出に向け負けられない一戦。アメリカに3-0もしくは3-1で勝利を奪えばグループ1位通過が決まり、たとえ負けたとしても1セットでも奪えば準々決勝進出が確定する。

 だが、1セット目は、アメリカのアウトサイドヒッターのデファルコをサーブで狙うも、思うように崩すことが出来ずにサーブレシーブをきっちりと返されてしまい、いいように攻撃されてしまった。日本のビックサーバーの西田有志に対してアメリカはオポジットもサーブレシーブに入れ、4枚で対策。さすがの西田でも崩すことが出来なかった。

 一方、日本はアメリカの強いジャンプサーブに崩されてしまい、アメリカの3枚ブロックに阻まれてしまう。日本も髙橋藍や西田も高いブロックに対してリバウンドを取り、何回も攻撃に繋げることが出来、途中にはサーブレシーブ固めで石川に代わり大塚達宣、2枚替えで深津旭弘と宮浦健人を投入するも、流れを変えられずに1セット目を落とした。

 2セット目は今大会初めて髙橋健太郎がスタメン出場となった。だが、日本は流れを掴めないまま相手の強烈なサーブに苦しみ0-6スタートとなった。2セット目になってもアメリカのサーブレシーブを崩すことが出来ない。サーブレシーブやレシーブが返せるため、アメリカは全体的にリズム良く4枚攻撃に繋げられてしまう。西田の力強いスパイクやリベロの山本智大のファインプレーも生まれたが、届かなかった。

 3セット目はキャプテン石川に替え大塚をスタメンで起用。その大塚がいきなり2本のスパイクを決め流れが大きく変わる。サーブレシーブがしっかりと返せるようになり、ミドルの髙橋健太郎の攻撃や、高橋藍のバックアタック、西田のスパイクでアメリカのブロックが分散されていく。さらに、第3セットになっても前衛でも後衛でも西田の爆発力が止まらない。日本が攻め続けたことによりアメリカも慌て初めてミスが増え、綻びが出始める。アメリカと日本のレシーブ合戦になりとても長いラリーが多くなると、最後は山内晶大の攻めたサーブでエースを取りこのセットを取り、日本の準々決勝進出が確定した。

 第4セットになっても西田の決定率は高いまま。パスが乱れても西田が決め切る場面が多く見られた。また、大塚が入ったことによりサーブレシーブが安定し、関田誠大も幅広く攻撃に繋げることが出来た。途中には西田に代わり石川が苦しいローテをワンポイントとして回し、リベロ山本はファインプレーで何度も会場を沸かせる。途中出場した選手やスタメンで出場した選手全員で戦ったが、力及ばずアメリカの高い攻撃力やアメリカの組織力の高さに敗北した。

 敗れたものの準々決勝進出が確定した日本。日本は8位で予選ラウンドを通過することが決まり、準々決勝では現時点で1位のアメリカか、3日に試合を控えている男子イタリア代表と男子ポーランド代表の3カ国のいずれかと対戦することが決まっている。

■試合結果

日本 1-3 アメリカ

第1セット 16-25
第2セット 18-25
第3セット 25-18
第4セット 19-25

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この記事を書いたのは

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