スロベニアバレーボール連盟は10日、男子スロベニア代表監督にイタリア出身のファビオ・ソーリ氏(45)が就任することを発表した。
ソーリ氏は2011年にセリエAのモデナのアシスタントコーチとして指導者のキャリアをスタート。以降はセリエAやトルコのリーグでクラブチームの指揮を執ってきた。現在はセリエAの強豪トレンティーノの監督を務めており、昨シーズンは欧州チャンピオンズリーグ優勝や世界クラブ選手権での銀メダルに導いている。
初めて代表チームの指導者に就任したのは、2014年に女子イタリア代表のアシスタントコーチ。2022年からの2年間は男子エストニア代表監督を務めており、今回の男子スロベニアで代表監督就任は2カ国目となる。
契約期間は2年だが、2年延長のオプションも付いた契約となっており、2028年のロサンゼルスオリンピックまで率いる可能性も考えられる。
男子スロベニア代表はFIVB世界ランキング4位の強豪。今年1月に男子セルビア代表監督への就任が発表された前監督ゲオルゲ・クレトゥ氏のもと、2022年には世界選手権4位となり、2024年にはユーゴスラビアから独立後に初となるオリンピック出場を果たすなど、近年著しい成長を見せているチームだ。新たに就任したソーリ氏によってどのようなチームが作り上げられるのか注目が集まる。