[写真]=Getty Images

 元韓国女子代表で、韓国Vリーグの仁川興国生命ピンクスパイダーズに所属するキム・ヨンギョン(36)が、13日に今シーズン限りでの現役引退を決心したことを明かした。複数の韓国メディアが伝えている。

 ヨンギョンは、高校卒業後の2005年に興国生命ピンクスパイダーズに入団し、同年に韓国代表にも選出された。2009年には当時の日本のVプレミアリーグのJTマーヴェラス(現・大阪マーヴェラス)に加入し、翌年の2010ー11シーズンには優勝を果たし、自身もMVPを獲得。2011年5月にJTマーヴェラスを退団すると、トルコや中国でプレーをしながら代表チームでもエースとして長年韓国代表をけん引した。2021年に開催された東京オリンピック(五輪)終了後に代表からの引退を発表していたが、それから約3年半を経た今、現役引退について言及することとなった。

 韓国メディア『朝鮮日報』によると、13日の試合後のインタビューで「今シーズン限りで引退を決意した。諸事情で早く話せなかったことを申し訳なく思う。今シーズン、私の最後の試合を多くの人に見てもらえたら嬉しい。最後のシーズンなのですべてを注ぎ込み、最善を尽くして現役生活を締めくくれたら」と話したという。

 2022年に仁川興国生命ピンクスパイダーズに復帰してからは、レギュラーラウンドでは好成績を収めるもプレーオフで敗戦し優勝を逃している。今シーズンも現時点で首位を独走しているだけに、今度こそ優勝を果たしたいところだ。

 選手生活最後の今シーズン、優勝を手にして有終の美を飾り引退を迎えることを、本人やチームだけでなく国内外問わず多くのファンも望んでいるだろう。

 

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VOLLEYBALL KING 編集部

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