デンソーエアリービーズ※写真は11月23日撮影 ©SV.LEAGUE

 15日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)第16節のGAME1が行われ、いわき市立総合体育館にてデンソーエアリービーズとKUROBEアクアフェアリーズが対戦した。

 前節終了時点で23勝7敗で2位につけるデンソーと12勝18敗で9位のKUROBE。第2節での対戦はデンソーが2連勝している。

 デンソーはアウトサイドヒッター(OH)に石倉沙姫とコネオ・アマンダ、ミドルブロッカー(MB)に横山真奈と麻野七奈未、セッター(S)に山口結可、オポジット(OP)にブラジル代表のモンチベレル・ロザマリア、リベロ(L)に川畑遥奈をスタメンに起用。

 対するKUROBEはOHにレーナ・シュティグロートと金田莉実、MBに山口真季とショールテン・アイリス、Sに安田美南、OPに浮島杏加子、Lに浦山絢妃を起用した。

 第1セットまずはKUROBEが序盤からロザマリアをブロック、ショールテンのサービスエースが決まり流れを掴むと3—10と点差が広がる。デンソーはコネオに替え山下晴奈を投入し守備を固めるもKUROBEのOP浮島がスパイク、ブロック共に好調を見せ7—14となるとデンソーは早くも2回のタイムアウトを使い切る。Sを山上有紀に代え修正を試みるがKUROBEが粘りの守備を見せ攻撃に繋げると9—19とさらに点差が広がる。吉田美海をリリーフサーバーで投入すると相手の守備を崩してブレイクし5点差まで詰め寄るが、流れを渡さなかったKUROBEが1セット目を先取した。

 第2セットはデンソーのスパイクが決まり先制、続いてシュティグロートをブロックして連続得点する出だしとなった。ロザマリアも好調をみせると14—10とデンソーがリードする中で、KUROBEはSの稲田心蕗がSVリーグデビューを果たす。OH梅津憂理に上げたトスが決まると勢いをもたらし4連続得点すると1点差まで詰め寄られる。福本眸を後衛で投入し守備を固めるデンソーは横山がブロックアウトを取ると流れを引き寄せ、麻野もブロック、ブロード攻撃で得点するも、KUROBEが終盤まであきらめずに23—23の同点、その後デュースへと突入したが最後は金田がブロックポイントを取り26—24でデンソーが取り返した。

 続く第3セットKUROBEはOHの古市梨乃をスタートから投入。両チームが打ち合い拮抗した序盤となったが浮島のサービスエースにより9—11とKUROBEが一歩抜け出す。デンソーは石倉に代わりリリーフサーバーで福本を投入するとそのままコートに残り守備を固めるが、KUROBEにブロックポイント、フェイントでの得点も入り点差は縮まらずリードされて試合が進む。前衛でコートに戻った石倉のスパイク、麻野のブロックポイントをみせ18—18と追いついた。山下のスパイクから2連続得点となりリードするも、KUROBEがショールテンのサービスエースでまたしても同点となるもデンソーがブロックアウトを取ってセットポイントを握り、浮島をブロックしてこのセットを奪取した。

 第4セット、デンソーが山下のスパイクで先制、続いて石倉もスパイクを叩き込む。KUROBEも食らいつき一進一退の攻防となるが、麻野に2連続サービスエースが飛び出しリードした。追い上げを見せるKUROBEだがデンソーが先に20点台に乗せ、リリーフサーバーの吉田のサーブがエースとなり23—19と点差を広げ、ロザマリアがスパイクを叩き込みマッチポイントを握る。最後は麻野が少し苦しい体勢でセンターからの攻撃を決め25—21で試合終了となりセットカウント3—1でデンソーが勝利した。

 先に1セット目を奪い各セットで追い上げを見せたKUROBEに対し、デンソーは選手を入れ替え対応、追い上げられた場面でも安定したプレーを見せた麻野、石倉が得点を重ね勝利し3連勝を飾った。次戦のGAME2も16日(日)に同会場で13:05から試合開始となる。

 ■試合結果

デンソーエアリービーズーKUROBEアクアフェアリーズ

第1セット 19ー25

第2セット 26ー24

第3セット 25ー23

第4セット 25ー21