[写真]=Volleyball World

 4日、パリ2024オリンピック(パリ五輪)グループAの女子予選ラウンド第3節が行われ、女子フランス代表と女子アメリカ代表が対戦した。アメリカはフランスから1セットでも奪えば準々決勝が確定する大事な試合だ。

 第1セット目、アメリカのコート奥深くに突き刺さるノータッチのサービスエースが2本続きリードを奪うが、フランスも粘りあるレシーブからラリーをものにしてジワジワと点差を詰め、アメリカの名将カーチキライは慌ててタイムアウトを取り対策をする。22-17から6連続得点で一時フランスが逆転するが、最後はアメリカのエース、ドルーズと安定感のあるベテランのラーソンの得点でこのセットは27-25でアメリカが取る。

 第2セット目、フランスはホームの力でたくさんの歓声と共にプレーをし勢いのある攻撃を仕掛けた。また多くの観客から出る手拍子にアメリカの選手たちはリズムを乱されたかサーブミスをするシーンが散見された。しかし、アメリカは安定したサーブレシーブからの攻撃と高いブロックを決め、点差を離していく。1セット目同様中盤から終盤にかけてフランスが追いつくと、アメリカもフランスの追い上げに乱され崩されてきたが、それでも高いブロックからエースのドルーズが打ち切ってこのセットもアメリカが連取した。

  第3セット目、アメリカはミドルを中心に攻撃すると、それが効果的にハマりこのセットも取り切った。フランスは予選全敗で敗退となったが、ホームでの盛り上がりや粘り強い守備、そしてラリーを取る強さを見せていた。

 アメリカはグループAの予選ラウンドを2勝1敗とし準々決勝進出決めた。エースのドルーズの決定力が今後の決勝トーナメントでも大きな鍵になるであろう。また名将のカーチキライ監督にも大きな期待がかかる。

■試合結果

フランス 0-3 アメリカ

第1セット 27-29
第2セット 27-29
第3セット 20-25

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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