女子ケニア代表との試合を終えた女子日本代表のキャプテン、古賀紗理那に各国の選手から労いの声が寄せられた。

 パリ2024オリンピック(パリ五輪)にて、日本は初戦の女子ポーランド代表戦を1-3で落とし、続く女子ブラジル代表戦も0-3で敗北。予選ラウンド最終試合であるケニア戦で3-0と快勝したものの決勝トーナメント進出がかなり厳しい状況であった。

 パリ五輪で現役引退を表明しているキャプテンでエースの古賀はこの女子ケニア代表戦が引退試合となる可能性が非常に高く、試合後には涙も見せていた。

 そんな中、日本とケニアの試合が終わった後には女子ブラジル代表のガビや女子アメリカ代表のラーソン、女子トルコ代表のアコズら各国の選手から古賀に労いの言葉が寄せられた。

 ガビは自身のインスタグラムにて「あなた(古賀)のプレーはいつ見ても楽しい。あなたは素晴らしい選手でありキャプテンです。本当にインスピレーションをもらえる。バレーボール界はあなたの献身さと情熱を失うことになります。あなたの成功を祈っています」と、古賀との写真と合わせてコメントした。

 また、ラーソンも自身のインスタグラムにて「(古賀の)大ファン。これからの人生も頑張って下さい」とコメントすると、アコズも自身のインスタグラムにて「あなた(古賀)と対戦する機会があって幸せでした。バレーボールの為にあなたがしてくれた全てのことに感謝しています。あなたの今後の人生とキャリアが素晴らしいものになることを祈っています」とコメントした。

 たくさんのファンだけでなく各国の選手からも引退を惜しまれる古賀。現役最後に挑んだネーションズリーグでは日本を準優勝に導き、自身もベストアウトサイドヒッターに選ばれた古賀は、間違いなく日本だけでなくバレーボールという競技全体に影響をもたらしていた。

 4日の20時から行われたアメリカvsフランスの試合でアメリカ代表が勝利したため、日本のパリ五輪予選ラウンド敗退が決まり、古賀のプレーを見ることはもう出来なくなってしまったが、古賀がバレーボール界にもたらした功績が消えることはないだろう。