[写真]=金田慎平

 公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は20日、黒鷲旗全日本バレーボール選抜大会(黒鷲旗)を2025年5月に行われる第73回大会を一区切りとし、現行の形式での開催を終了することを発表した。

 黒鷲旗は、1952年からバレーボールの普及発展を目的とし、JVAと株式会社毎日新聞社の主催で行われてきた。これまではゴールデンウィークに開催していたが、今年5月に行われる第73回大会をもって現行の形式での開催を取り止めることとなった。

 国際バレーボール連盟がネーションズリーグなど国際大会の日程を決める中で、選手の疲労を考慮し、大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)など国内大会の日程を厳格に定めていたが、それ故に国内のトップカテゴリーであるSVリーグ所属チームが、ゴールデンウィーク開催の黒鷲旗へ出場することが難しくなった点が理由として挙げられている。

 今シーズンのSVリーグのチャンピオンシップは女子が5月2日~4日、男子が5月3日、5日、6日に開催と、ゴールデンウィークに被る日程となっている。

 今回の現行形式での開催終了は、黒鷲旗の各カテゴリーのトップチームが競うという大会主旨を守るべく、議論を重ねた上で決定されたとのことだ。

 なお、今年の第73回大会は5月3日(土)~6日(火・振替休日)にAsueアリーナ大阪で行われ、出場チームはVリーグ、大学、高校、クラブの4カテゴリーから男女各12チームとなっている。チャンピオンシップと日程が被っているSVリーグ所属チームの出場はなしとなった。

 2026年以降の大会形式は現在、JVAと毎日新聞社の両者で検討を続けているという。歴史の長い黒鷲旗が来年からどのような大会形式となるのか、注目が集まる。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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