※写真は2025年1月13日撮影©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MENの第16節GAME1が22日(土)に行われ、リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館にてヴォレアス北海道とVC長野トライデンツが対戦した。

 現在10位のヴォレアスは、前節GAME2で強敵ジェイテクトSTINGS愛知にストレート勝利を飾っており、今節も勢いそのままホームでの勝利を目指す。一方、前節を終えて8位のVC長野も上位チーム相手に勝利をあげるなど勢いに乗っている。アウェー戦ながらも白星をあげられるか、注目だ。

 ヴォレアスは、アウトサイドヒッター(OH)に池田幸太と陳建禎、ミドルブロッカー(MB)にティモ・タンメマーと三好佳介、セッター(S)に山岸隼、オポジット(OP)に張 育陞、リベロ(L)に外崎航平を起用。

 対するVC長野はOHに迫田郭志と工藤有史、MBに山田航旗とオーストラリア出身のトレント・オデイ、Sに早坂心之介、OPにデンマーク出身のウルリック・ダール、Lに備一真をスタメンに起用した。

 第1セット、序盤からVC長野のOPウルリックが高さを生かしたスパイクで得点を重ね、リードを奪う。しかしヴォレアスもウルリックをしっかりマークし、切り返しでOP張や、OH陳でサイドアウトを取るなど着実に得点していく。VC長野が僅かなリードを保って試合が進む中、ヴォレアスのMBタンメマーがウルリックをブロックし、サービスエースを奪うなどしVC長野に追いつく。そこからは両チームOP激しい打ち合いとなり、デュースにもつれこんだが、OPの張が勝負所でしっかりと決め切り、31ー29でこのセットを先取した。

 続く第2セット、VC長野がウルリックを中心とした強烈なサーブからブレイクを重ねていく。このセットも序盤からVC長野がリードする中、ヴォレアスもこの試合好調のタンメマーを中心としたブロックで相手スパイカー陣を抑え込むと、点差を縮めていく。しかし18ー20の場面、ウルリックがこのセット3本目となるサービスエースを上げ勢いに乗ると、最後はOH工藤が決め切りVC長野がセットを取り返した。

 第3セットは序盤からラリーが続く拮抗した展開となる。両チームともに粘り強いブロック、レシーブで、1本で決まらない展開となり、両チームのOPにトスが集まる。しかし中盤に入るとOH池田が強烈なサーブを連発し、勢いに乗るとブロックなども決めヴォレアスが一気に突き放す。VC長野もウルリックやMBトレントの強いサーブで巻き返しを図るも、ヴォレアスの張が要所でしっかりと決め切り、流れを渡さない。最後も張が決め、25ー17でセットを取り切った。

 第4セット、負けられないVC長野はウルリックにトスを集めると、その期待に応えしっかりと決めきっていく。サーブでも攻めの姿勢を見せ、ウルリックがこの試合4本目のサービスエースを決めるなど試合を優位に進めていく。しかしヴォレアスは再びウルリックへのマークを厚くすると、OH池田の強烈なサーブなどもありブレイク。中盤以降はOP張にトスを集めリードを奪う。最後はVC長野のサーブがアウトとなり25-20でこのセットを奪い、ヴォレアスが勝利した。

 VC長野の強烈なサーブで攻められながらも、粘り強いブロックやレシーブで着実に切り返し今季初となる連勝を飾ったヴォレアス。次戦のGAME2は23日(日)に同じくヴォレアスのホームで行われる。

■試合結果

ヴォレアス北海道 3ー1 VC長野トライデンツ

第1セット 31―29
第2セット 23―25
第3セット 25―17
第4セット 25―20