VC長野トライデンツがサーブで攻めてストレートで快勝！ GAME1のリベンジに成功【大同生命SVリーグ男子第16節GAME2】

　大同生命SV.LEAGUE MENの第16節GAME2が23日（日）に行われ、リクルートスタッフィング リック＆スー旭川体育館にてヴォレアス北海道とVC長野トライデンツが対戦した。

　GAME1ではホームの声援を背に戦ったヴォレアスがセットカウント3ー1で勝利し、今季初の連勝という結果になった。連勝の数を伸ばしたいヴォレアスと、惜しくも敗れたGAME1から切り替えて臨むVC長野。勝利はどちらの手に渡るだろうか。

　ホームのヴォレアスは、アウトサイドヒッター（OH）に池田幸太と陳建禎、ミドルブロッカー（MB）にティモ・タンメマーと三好佳介、セッター（S）に山岸隼、オポジット（OP）に張育陞、リベロ（L）に外崎航平を起用。

　一方のVC長野はOHに樋口裕希と工藤有史、MBに山田航旗とトレント・オデイ、Sに早坂心之介、OPにウルリック・ダール、Lに備一真をスタメンに起用した。

　第1セットのファーストポイントはウルリックのスパイクとなった。4ー4の場面で陳のスパイクをブロックで阻んだVC長野がブレイクすると、そのあともブレイクに成功し7ー5と前に出る。追いかけるヴォレアスはセンター線を使いながら得点に繋げようとするも、コンビミスで失点する場面も見られリズムを掴めないまま中盤へと入った。14ー11の場面で山岸のサービスエースが決まると2点差まで迫ったものの、サーブ＆ブロックで得点を重ねるVC長野が徐々に点差を広げ、22ー12と一時10点差となった。選手交代を行いきっかけをつかもうとするヴォレアスだったが、点差を縮めることができず第1セットは25ー15でVC長野が先取した。

　第2セット、先に前に出たのはVC長野となった。流れを掴みたいヴォレアスは攻撃の枚数を多く保つも、なかなかその背中を捕らえることができず、リードを許したまま中盤の戦いに入った。8ー16とダブルスコアにしたVC長野は、攻めたサーブで一気に突き放しにかかり先に20点台へと乗せる。田城貴之や戸田拓也、本澤凌斗、ニキタ・ゾロトゥーヒンなどをコートに送り込み粘り強く戦うヴォレアスだったが、最後は工藤の鋭いスパイクが決まり25ー17でVC長野が第2セットも連取した。

　第3セット、ヴォレアスは張を中心に得点を重ねるも、このセットも先にリードを奪ったのはVC長野だった。あとがないヴォレアスはどうにかきっかけを掴もうとするも、9ー12と3点のリードを許してテクニカルタイムアウトを迎えた。タイムアウト明けもVC長野は攻撃の手を緩めずに戦い続け、ヴォレアスを寄せ付けない。ウルリックがサーブにスパイクにと活躍しこのセットも先に20点台に乗せると、最後は工藤がスパイクを決め25ー18で第3セットも取り切った。

　3連勝を目指してホームゲームを戦ったヴォレアスだったが、思うように攻撃ができずに黒星を喫する結果となった。一方のVC長野はサーブから流れを作り、この勝利で連敗をストップさせた。