[写真]=金田慎平

 一般社団法人SVリーグ(SVL)は4日、2024年9月11日に改正したSVリーグ表彰規定に基づき、各表彰項目の選考方法を変更したことを発表した。

 変更の理由については、客観性と透明性の高い選考方法を採用し、公平性を担保することを狙いとしているとのこと。表彰項目の一部については、投票により受賞候補クラブおよび選手がノミネートされる。

 まず、クラブ表彰の項目は「チャンピオンシップ優勝」、「チャンピオンシップ準優勝」、「チャンピオンシップベスト4-T」、「チャンピオンシップベスト4-B」、「レギュラーシーズン優勝」、「最優秀育成クラブ賞」、「最優秀社会連携クラブ賞」の7つだ。

 チャンピオンシップとレギュラーシーズンに関する5つはシーズン中の成績によって決定され、「最優秀育成クラブ賞」、「最優秀社会連携クラブ賞」の2つは評価項目と実行委員による投票結果に基づき理事会で決定される。

 個人スタッツを表彰するリーダーズ表彰の項目は「トップスコアラー」、「トップスパイカー」、「トップサーバー」、「トップブロッカー」、「トップサーブレシーバー」の5つで、Vリーグ時代からは名称も変更。それぞれレギュラーシーズンの個人技術成績に基づいて決定される。

 また、リーダーズ表彰の他に個人表彰の項目もあり、こちらは「レギュラーシーズン MVP」、「レギュラーシーズンベスト6」、「レギュラーシーズンベストリベロ」、「レギュラーシーズンベストレシーブ」、「最優秀新人賞」、「MIP賞」、「レギュラーシーズン優勝ヘッドコーチ賞」、「チャンピオンシップ MVP」、「最優秀フェアプレー」の10項目に決定している。

 そのうち「レギュラーシーズン MVP」、「レギュラーシーズンベスト6」、「レギュラーシーズンベストリベロ」、「レギュラーシーズンベストレシーブ」、「最優秀新人賞」、「MIP賞」の6つはSVクラブに所属する選手およびヘッドコーチによる投票ならびにSVL、SVクラブが推薦するメディアによる投票により候補者をノミネートし、投票結果に基づきチェアマンが決定する。

 一方、「レギュラーシーズン優勝ヘッドコーチ賞」と「チャンピオンシップ MVP」はいずれもチェアマンが、それぞれレギュラーシーズンの成績、チャンピオンシップの成績に基づき決定。「最優秀フェアプレー」はレギュラーシーズンにおけるグリーンカードの獲得5枚以上/年を対象として選出される。

 なお、最優秀新人賞の受賞対象者の条件は以下のとおり。

日本国内のバレーボールトップリーグ(旧V・プレミアリーグ、V・チャレンジリーグおよび旧Vリーグを含む。特別指定制度は含まない。)および海外のバレーボールリーグの在籍経験がなく、①2024-25シーズンに初めて選手としてSVLに登録された選手、②2023-24 V.LEAGUE MEN / WOMEN (Div.1, Div.2, Div.3)に初めて選手としてV.LEAGUEに登録され、2024年4月1日時点で満22歳以下の選手のうち、公式試合の出場(ここでの出場とは「オンザコート」を意味する。)の数が所属クラブの行った試合数の半分以下の選手。

 また、理事会が特に必要と認めた個人および/またはクラブの年間の活動実績に対して表彰することができる「特別表彰」と、2024-25シーズンで現役を引退する選手及びSVL関係者の中から、SVクラブからの推薦に基づきチェアマンが選考し、理事会で決定する「功労者表彰」についても決定。この2つの表彰については、該当者がいない場合は表彰自体行われない。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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