[写真]=Lega Pallavolo Femminile ※写真は2025年2月27日のもの

 5日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)の準々決勝1stレグが行われた。

 ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。リーグラウンドはグループAからEまでの5グループ各4チームに振り分けられ、ホームアンドアウェー方式の2回総当りで争う。各組の2位チームと3位チームの最上位1チームがプレーオフに出場し、その勝者が各組の1位チームが待つ準々決勝へ進出し、その勝者が準決勝、決勝と駒を進める。

 リーグラウンドをグループCの2位で通過した福留慧美所属のミラノ。プレーオフではグループBを3位で通過したドイツのシュヴェリーン相手に2連勝を収め、準々決勝に駒を進めていた。その準々決勝でミラノを迎え撃つのは、グループBを首位通過したトルコのエジザージュバシュだ。

 第1セット、福留はベンチスタートとなった。序盤からブレイクを量産したミラノが優位に試合を進める。中盤にも粘りの守備でラリーを制したミラノがさらに勢いを増し、ダブルスコアの点差をつける。相手も終盤に追い上げを見せるが、25ー18でミラノが先取し、福留は僅かな時間ながらコートに立った。

 続く第2セット、スタートこそ拮抗した点の取り合いとなったがミラノがサーブで相手を崩しリードする。その後もブロックやサーブでポイントを決め7点差まで引き離したミラノだったが、19ー13の場面から3連続失点、さらにその直後に再び相手に3連続ポイントを許し、20ー19と1点差まで追い上げられる。20点目以降は緊迫した点の取り合いとなるが、最後はミラノが逃げ切り25ー23で2セット目も連取する。

 第3セットも1、2セット目同様ミラノが序盤に走る展開となる。ミラノはオポジットのエゴヌ・パオラを中心に攻撃を仕掛け、最後までその勢いは止まることなく、25ー14の大差でこのセットを取り、準々決勝初戦をホームの地でストレートで勝利した。

 ホームで大きなアドバンテージを手にしたミラノは、14日(金)0:00からアウェーで行われる2ndレグを戦う。

■試合結果

ミラノ 3ー0 エジザージュバシュ

第1セット 25ー18
第2セット 25ー23
第3セット 25ー14