バレーボール男子日本代表の石川祐希が、パリ2024オリンピック(パリ五輪)の準々決勝、男子イタリア代表戦を振り返った。
予選ラウンドを1勝2敗で終え、予選8位でなんとか決勝トーナメントに進出した日本。準々決勝では予選を1位で通過したイタリアと対戦した。
試合は、第1セットから石川が絶好調。第1、第2セットを日本が連取し、第3セットも一時マッチポイントを握るが、そこからイタリアに逆転を許すと、第3セット、第4セット、第5セットとすべてデュースまでもつれたセットをすべてイタリアに奪われ、2-3の逆転負けを喫した。
石川はイタリア戦について、「勝つチャンスを持っていながらも、僕が最後1本決められずにこういう結果になってしまったので、非常に責任を感じています」と、あと1点を奪えなかったことを悔やんだ。
また、試合後には選手たちで円陣を組んで話し込む場面が見られたが、そこでは「みんなにありがとうということを」と、チームメイトたちに感謝を伝えていたという。
東京五輪に続く2大会連続のベスト8という成績に終わった今大会については、「メダルを取るとずっと言い続けてきてこの結果なので、それは強く受け止めなければいけないという風に思いますし、みんなで作ってきた集大成がこういう結果に終わってしまったので、キャプテンとして力不足だったなと思いますし、 1人のエースとしても力不足だったと感じています」と無念さを感じさせた。
キャプテンとしてチームを率いてきた石川。一緒に戦ってきたチームについては、「最高のチームだったと思いますし、結果が伴わなかったですけど、みんなベストプレーを出してくれたと思います。そこに僕が最後1点取って結果を出すことができなかったので、みんなに申し訳ない気持ちと、ここまでついてきてくれてありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです」と、最後まで責任を感じていた。